海外移住で失敗しない現地の転職先の選び方とは?

海外

海外移住したいけど、現地で転職先を探すのってどうしたらいいの?と不安になりますよね?

生活の基盤を整えて就職先を見つけてちゃんと働きたい…

でもトラブルには巻き込まれたくない!

そこで海外移住の前に確認すべきことと、現地の転職先の選び方を紹介します。

海外移住の前に確認すべきことは?

グローバル

トラブルに巻き込まれずスムーズに現地で働くには以下の点をチェックしておきましょう。

1.何のために海外で働くのか?

海外ではトラブルはつきものです。働く目的が曖昧だと少しの失敗で挫折感を味わい、日本に逃げ帰ることになります。

なかなか就職先が見つからないからといって当初の目的から大きくずれた企業に就職してしまっては意味がありません。

絶対に譲れないことは何か?妥協してもよい点は何か?これらの条件をあらかじめはっきりさせておくとよいでしょう。

2.生活費は十分にあるか?

海外ではいろいろとお金がかかります。そのため、きちんと準備していないとあっという間にお金が足りないという事態にもなりかねません。

なにより、就職したとしても、給料が振り込まれるのは入社して1~2ヶ月後になります。それまで食いつなぐだけのお金も必要です。

海外に行く前にもお金はかかりますよね?

具体的にはビザ申請料金(2~8万円)や保険(1年分で10~20万)、航空券(10~15万円)など。

そして海外へ行ってからかかるお金。

滞在費&住居費(3ヶ月分で30~50万円)、当面の生活費(3ヶ月分で15~20万円)、予備費(30~50万円)

だいたい100万から150万くらいは余裕がないと何かあったときにピンチになります。

3.働くのに必要な英語力はあるか?

片言の英語でもアルバイト程度ならできますが、現地で地に足つけて働くとなるとそれなりの英語力がないとやっていけません。

あくまで目安ですが、TOEICなら700~740点くらいは必要とされます。

また他にも「IELTS(International English Language Testing System)」という英語圏で重要視される指標があり、英語圏への移住者に対して定められた点数を取ることを義務付けているところがあります。

自分が行くところではどうなっているのか確認するといいでしょう。

4.就労可能なビザは取得してるか?

さすがに観光ビザでは働けません。海外で就職するには就労ビザの取得が必要になってきます。

他にも渡航目的に応じて学生ビザ、ワーキングホリデービザ、長期滞在ビザ、配偶者ビザ、永住権ビザなど種類があります。

海外移住でおすすめの転職先は?

日本人 外国人

海外でみつけやすいオススメの転職先として以下の5つを紹介します。

1.日本食レストラン

海外では日本食がブームになっている国もあるほどで、日本食レストランは海外でもけっこう多いです。

だいたいは日本人がオーナーで(一部は韓国人や中国人ですが)従業員も日本語を話せることが多いため、働きやすい環境といえます。

必要な英語力ですが、TOEICで言うと450~600点あれば十分でしょう。

2.カフェ

現地の一般的なカフェだけに採用されるのも仕事するのもハードルが上がりますが、店舗数も多いし、サービス業の中では人気です。

お客さんにメニューや接客を英語でできるなら採用される可能性があります。

日本と違って海外のカフェではお客さんからチップをもらう習慣があり、カフェ店員の重要な収入源になっています。

必要な英語力はTOEICで650~750点くらいです。

3.ツアーガイド

ハワイなど日本人がよく観光地なら日本人相手のツアーガイドも転職先におすすめです。

何より日本語で仕事できるし、給料もそれなりにあります。

必要な英語力もTOEICで200~450点くらいです。

4.ファームで働く

現地のファーム(牧場や○○畑など)の季節就労なら働きやすいです。

仕事がない期間もありますが、英語力はそれほど必要なく、かつ給料もそれなりです。

必要な英語力ですが、TOEICで言うと450~600点あれば十分でしょう。

5.日本企業の現地法人

もし就職できたら一番いいのが日本企業の現地法人です。なにより日本人が働きやすいし、給料も福利厚生もあります。

その代わり、日本にいるときと同じように転職の準備が必要だし、求められる経験やスキルも高いものになります。

必要な英語力はやや高めでTOEICで650~750点くらいでしょうか。

仕事を探すおすすめの方法は?

面接

現地に行ってからアテもなく探すのはなかなか大変です。

そこでおすすめなのが現地で働く日本人にいろいろ聞くことです。

たとえばハワイに旅行に行ったら、日本人のマッサージを呼んで、マッサージを受けながら現地の治安や住環境、物価、税金、福祉、就職事情を聞いてみましょう。

ハワイの場合、島だから輸送費の関係でとにかく物価が高く、一人で移住して暮らすのはなかなか大変なようです。

もう一つは海外での転職に特化した転職エージェントを利用すること。

転職エージェントを利用するメリットとしては現地の非公開求人が集まりやすいこと、そして転職先との給料の交渉などもしてくれること、そしてトラブルに巻き込まれにくくなります。

英語力に自信がなかったり、現地についてよく知らない場合は転職エージェントを利用した方がよいでしょうね。

まとめ

海外で転職する前に確かめたいチェックポイントや、海外で見つけやすいおすすめの転職先、そして仕事を探す方法について紹介しました。

転職エージェントを利用しない場合、現地の企業とコンタクトをとり、面接日を決めたり契約を交わしたり、給料の交渉をするなど、全部自分でやらないといけません。

もし自分に不利な条件で契約させられたらトラブルに巻き込まれて訴訟沙汰になる可能性だってあります。

弁護士に依頼するにもお金がかかるし、最悪、泣き寝入りすることだって考えられます。

こういうトラブルを避ける意味でも転職エージェントは利用した方がよいでしょうね。