転職するとお世話になることが多いのが転職エージェント。
でも、世話になってる手前、断るのが面倒くさいのも事実。
たとえば紹介された案件を断ったり、選考や内定を途中で辞退したり、退会を申し出るのが面倒くさいですよね?
そこで転職エージェントのいろいろな上手な断り方を紹介します。
転職エージェントを上手に退会するには?
いくらネットを通じてのサービスとはいえ、辞めるからといって放置するのは頂けません。
きちんと退会する理由を話して退会手続きをするのが大原則です。
またこれまでお世話になったことに対してきちんとお礼を言い、また利用することがあれば支援してもらえるようにしておくべきでしょう。
問題は伝え方ですが、そこまで世話になっていない段階なら、普通にサイト上で退会手続きをしてもよいでしょう。
どこの転職エージェントのサイトでもマイページ機能があり、そこから退会できるようになっています。
次に、何度もメールのやり取りをしている段階ならば、メールで退会を伝えるのもよいでしょう。
また本当は世話になったから直接話したいが、申し訳なくて会う勇気がないからメールで、という方もいると思います。
メールで退会する場合、退会理由として、
「他社の転職エージェント経由で転職が決まった」
など理由をはっきり言うことです。
またメールという形にしたことについても、
「本来なら直接お話すべきですが、退会の件を○○様に切り出しにくかったため、メールにさせていただきました」
と続けます。
さらに必要な手続きがあれば教えてください、などの文言も付け加えましょう。
直接電話したり、実際に会って退会を伝える場合も、退会理由ははっきり言いましょう。
向こうにすればこういうことはよくあることなので、いちいち根掘り葉掘り聞いてきたりしません。むしろ淡々と話が進みます。
最後に今までありがとうございました、としっかりお礼を言うのを忘れずに。
転職エージェントからの紹介案件を上手に断るには?
せっかくアドバイザーが求人を紹介してくれたけど、どうにもピンと来ない、自分に合ってないみたいだから断りたい、でも切り出しにくいなぁ・・・
もし断ったら、生意気なやつに思われて、以後紹介してくれなくなるのでは?
そんなふうに不安に思うかもしれません。そんな時はどうすればいいか?
まずはなぜその求人が合わないと思うのか理由をはっきりさせること。何となくイヤでは話になりません。
労働環境や社風など問題点を明確にしましょう。それをはっきり言うことが大事です。
キャリアアドバイザーもこうしたことは日常茶飯事なので、別に気にしません。
むしろなぜ合わないかが分かれば、もっとあなたに合う求人を見つけてくれる可能性が高くなります。
あんまりケチをつけるのも問題ですが、自分なりの基準があり、一貫性があるのならキャリアアドバイザーも探しやすくなります。
面接を転職エージェント経由で断るには?
書類選考や一次選考・二次選考の面接など選考中にはいろいろ段階があります。
その最中に考えが変わって「やっぱりこの会社は自分に合ってないから辞退しよう」と思うことはあるでしょう。
その際に気をつけてほしいのは、なるべく早く申し出ることです。
なぜなら選考が進めば進むほど企業にも転職エージェントにも迷惑をかけるからです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは企業との付き合いがあり、その信頼関係に基づいて応募者を企業に紹介しています。
面接を受けた後ならば、自分の目で見た結果、判断したことだから辞退を申し出ても問題はありません。
面接官の態度に問題があったり、詳しく話を聞いたら事前のイメージと相違があったということはよくあります。
しかし面接も受けてないのに辞退するのはせっかくセッティングしたキャリアアドバイザーのメンツが潰れてしまいます。
転職エージェントの顔を立てるためにも、もし「せめて面接だけでも受けてください」と懇願されたらそのようにしましょう。
ちなみに最終面接を断るのはもっとも迷惑がかかります。
最終面接になると役員クラスが出てくるので、もし直前でキャンセルされたらその企業の採用担当者の立場も悪くなります。
場合によっては転職エージェントにもクレームが行くことでしょう。だからもし気が変わった場合は早めに辞退を申し出ましょう。
内定を転職エージェント経由で断るには?
内定の手続きは、内定を通知された後に、一定の期限内に内定をもらった人が内定を受諾することで正式に決定します。
内定をもらっても、「もっと他の企業も見て回りたい」とか「もう少し今の職場で頑張りたい」など辞退を考える人もいるかもしれません。
大事なのは辞退する理由をきちんと転職エージェントに伝えること。それが納得できるものであれば問題はありません。
キャリアアドバイザーも企業にそのことを伝えないといけないので、要は辞退するのもやむを得ないような大義名分があることが大事です。
「それなら辞退しても仕方ないよね」と企業側に思ってもらえる理由さえあればキャリアアドバイザーのメンツも潰れないですみます。
もちろん、仕方のない理由、たとえば企業側が強引な手法で入社させようとしていた、などの理由があれば辞退しても構わないでしょう。
辞退する際はあまり直前に言うのはよくありません。
企業側にも受け入れ準備の都合があるので、少なくとも入社する日の2週間前までには伝えないと企業側にも迷惑をかけることになります。
まとめ
転職エージェントに断る際には、きちんとした理由があれば断るのは全然問題はありません。
一番いけないのは何も伝えず放置してしまうこと。伝えるのが面倒くさくなって、連絡が億劫になり、つい放置してしまった、ということになると後々困ることになります。
キャリアアドバイザーだって人間です。あまり悪印象を与えると今後のサポートにも影響が出てしまいます。
将来の自分のためにも断る際ははっきりと、そして迅速に伝えるのを忘れないようにしましょう。