キャバ嬢など夜のお仕事を続けていると体力面や将来に対して不安を抱き、昼のお仕事(昼職)への転職を真剣に考える人が多いです。
でも水商売から別の未経験の業界への転職は不安が大きいのも事実。
そこで水商売(夜職)から昼職への転職のコツを紹介します。
水商売の人が抱える仕事への不安とは?
水商売で働く人は給与や体力、労働環境、水商売への偏見、将来などに対して不安を多く抱えています。
まず給与面。一般的にキャバ嬢など水商売は時給も5,000円~10,000円と高いことが多いです。
しかし洋服や美容にもお金がかかるし、生活水準が高くなった分、それを維持するのにお金がかかります。
一部のトップクラスの人以外はそれほど贅沢な暮らしができないのが実情です。
体力面では基本的に昼夜逆転の生活になるし、お酒を飲む機会が多いので身体にもよくありません。
労働環境についても日曜は休みでもそれ以外は仕事が入るので休みが少なくなりがちです。
また人間関係でも若い女性に人気を取られてしまうし、内部での足の引っ張り合いもあるからストレスも溜まります。
また水商売への世間の偏見もあるので、親や親戚にも仕事内容をいうことが憚られます。
お客さん以外は異性との出会いも少ないし、年をとってきたら将来どうするか不安にもなります。
もちろん、お金を溜めて自分の店を持つことを目標にする人もいますが、あえて異業種に転職したいと考える人も多いようです。
水商売で働いてることは履歴書にどう書くべきか?
普通の企業で応募者の履歴書にキャバクラで勤務経験ありと書かれていたら、マイナスイメージにつながります。
以前、キャバ嬢経験ありの女子アナ志望の女性が日テレから内定を取り消されて問題になり、最終的に内定が決まって入社できたことがありました。
水商売への世間の偏見から考えると書かないほうが無難、といえます。書くとしたら飲食店勤務になるでしょう。
ただし、曖昧な経歴はツッコミされる要因となります。1つ嘘をつくと、突っ込まれた場合に嘘に嘘を重ねることになり、自分が苦しくなります。
では正直に書いたらどうなるか?これは会社や業界にもよります。そういう業界の出身者であることにあまりこだわらないところなら大丈夫でしょう。
むしろそこでの経験を期待してるかもしれません。
どんな業界なら水商売から転職しやすいのか?
水商売のお仕事をしている方は基本的にコミュニケーションスキルが高いので、それを活かせるお仕事が向いています。
接客系やもちろん、営業職も向いています。
たとえばキャバ嬢にしても日頃からノルマなど数字がついてまわり、それが給与にも反映されますが、これは営業のお仕事と基本変わりません。
数字を追いかけるのが苦にならない分、適性はあるでしょう。
またネイルなど美容に対する意識も高いので、技術を習得してから自分で商売を始めるのも一つの方法でしょう。
ペット好きならトリマーとか趣味を活かせる職種も十分可能性があります。
昼職へ転職する際に必要な心がけとは?
夜職のお仕事から昼職へ転職するなら気をつけておかないといけないことがあります。
1.給料が著しく下がる
夜職の給料は企業に例えると大企業の部長クラスの収入だと言ってもいいでしょう。
それがいきなり月給25万くらいに落ちるので落差がとても激しくなります。
いったん贅沢な暮らしに慣れてしまうと生活水準を落とすのが難しくなります。
もし本気で転職する気があるなら質素な生活を心がけ、その給料でもやっていける生活レベルに慣れておきましょう。
2.朝型の生活になる
夜職だと仕事が終わるのが深夜で、そこから帰宅して寝るのは朝になるでしょう。つまり完全な夜型の生活パターンです。
しかし転職すると朝起きて夜寝る普通の健康な朝型の生活に切り替わります。
採用する側も「本当に朝起きれるの?」と不安に思うでしょうから、生活サイクルを変えられるようにしましょう。
3.パソコンスキルは必須
今の若い人はスマホばっかりで逆にパソコンを全く使わない人が増えているそうですが、企業に入れば当然ですがパソコンスキルが求められます。
パソコンスキルといってもエクセルやワードが普通に使えれば大丈夫ですが、もし不安があるようならパソコンを買って慣れておく必要があります。
プログラミングまで覚える必要はないですが、フォトショップとかでデザインとかが出来ると転職でも有利に働くでしょう。
まとめ
キャバ嬢など夜職から昼職へ転職することは十分可能です。
しかし世間の偏見などを考えると趣味が活かせる仕事か偏見のない業界、会社を選ぶなど、ある程度選択肢の幅が狭くなるのは仕方ないでしょう。
でも培った営業スキル、接客スキルは高いものがあるので、それが活かせる仕事であれば十分能力を発揮できるでしょう。
問題はそういう会社をどうやって探すかです。そこで助けになるのが転職エージェントです。
転職エージェントは企業や業界について熟知しているので、水商売の経験が活かせる企業や業界の求人を紹介することができるでしょう。
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