認定看護師とは?資格のとり方とメリット
認定看護師とはどういった資格なのでしょうか。
取得するための条件は?どんなメリットがあるの?
など看護師として働く方や、これから看護師として働きたい方はぜひ参考にしてください。
認定看護師とは?
100万人以上の方が就業している看護師の中でも、認定看護師は約20,000人います。
看護師のキャリアアップとして最も人気のある資格で、保有者は毎年増加しています。
そんな認定看護師ですが、日本看護協会では
「特定の看護分野における熟練した看護技術及び知識を用いて、あらゆる場で看護を必要とする対象に、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的としています。」
としています。
役割としては
1.実践
個人、家族及び集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した看護技術及び知識を用いて水準の高い看護を実践する。
2.指導
看護実践を通して看護職に対し指導を行う。
3.相談
看護職等に対しコンサルテーションを行う。
となっており、専門看護師と比べると、より臨床に重きをおいている資格となります。
認定看護師になる方法は?
認定看護師になるにはいくつかの条件を満たす必要があります。
1.看護師の資格を保有していること
2.実務研修が通算5年以上あり、うち3年間以上は専門看護分野の実務研修であること
3.認定看護師教育課程の終了(6か月・615時間以上)
上記3つをクリアした時点で、認定審査を受けることができます。
合格すれば晴れて資格が取得できます。
半年は教育を受ける必要があるため、職場のサポートが必要になります。
ほとんどの方は休職や研修扱いで、通うことになるようです。
学費や給料など考慮してくれる職場は多く、認定看護師の重要性が感じられると思います。
注意点としては認定看護師の資格は5年ごとに更新審査を行う必要があります。
認定看護師になるメリット
認定看護師のメリットは、特定の看護分野のスペシャリストとして活躍できることです。
他の看護師のお手本として主任に昇進することも多いです。
また日本看護協会の調査によると、資格をとったほとんどの方が所属部署以外でも活躍しているそうです。
それだけ多忙になる可能性がありますが、
病院側の対応として、夜勤を減らすなど負担を軽減してくれるケースも多いです。
いかがだったでしょうか?
認定看護師は職場で必要とされており、キャリアアップには必須の資格とも言えます。
ぜひ認定看護師に挑戦してみてください。