資格によってどれくらい給料差がある?

資格によってどれくらい給料差がある?

 

看護に関する資格はいくつかありますが、どの資格が給料が高い、安いなど気になることは多いと思います。
ここでは正看護師、准看護師、助産師、保健師、認定看護師、専門看護師に関して紹介していきます。
看護師を目指している方や、働きながらキャリアップをしたい方は参考にしてください。
※ここでは看護師の資格を准看護師と分かりやすく比較するため「正看護師」と表記しています。

 

正看護師の給料

厚生労働省の発表によると、正看護師の給料はこのようになっていました。

 

【女性】平均
年齢:39.6歳
給料:33万800円
賞与:81万5100円
年収:478万4700円

 

【男性】平均
年齢:36.9歳
給料:34万1300円
賞与:82万8600円
年収:492万4200円

 

男性が比較的多くなっていますが、勤務先や家族手当が影響しているようです。

 

准看護師の給料

厚生労働省の発表によると、准看護師の給料はこのようになっていました。

 

【女性】平均
年齢:50.0歳
給料:27万8200円
賞与:65万6700円
年収:399万5100円

 

【男性】平均
年齢:43.1歳
給料:29万6500円
賞与:66万5800円
年収:422万3800円

 

正看護師と比較すると大きく差がついています。
もしキャリアアップをする場合は、正看護師を目指しましょう。

 

 

保健師の給料

保健師は企業などで働く産業保健師と、保健所などで働く行政保健師に分けられます。

 

行政保健師の年収は平均で500万~600万円と言われていますが、
産業保健師は、300万~1000万など働き場所によって大きく異なるのが特徴です。

 

保健師として働くなら、行政保健師になるか
大企業など給料の良い求人を探すのが良いでしょう。

 

 

助産師の給料

助産師の年収は平均で500万前後と言われています。
看護師よりも高い理由は、助産師になるには看護師の資格が必要という点もありますが、
需要がなければ給料が高くなることはありません。
少子化の中、需要が低くなっていると思われがちですが、逆に高くなっているのが現状です。
助産師は人手不足で、最近は高齢出産も増え、産後のサポートにも多くの時間が必要となっています。

 

 

認定看護師と専門看護師の給料

認定看護師と専門看護師は正看護師のキャリアアップとして人気のある資格です。
給料面では手当が付くことがほとんどで、大きな病院になると3万円近く増える場合もあります。
しかし多くの病院では1万円以下で、給料面で大きく変わることは無いかもしれません。

 

これらの資格を持つと確実に仕事量が増えます。
そこで病院側は負担を減らすために、夜勤を減らすなどの対応を行ことがあります。
これによって給料を減らしてしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

学歴による給料の差

看護職に関して学歴による給料の差が出るのは、最初の職場だけと言ってもよいと思います。
これは初任給に差が出ることで、昇給しても差はずっと残るためです。
しかし、看護職は経験年数やスキルを非常に重要視されます。
そのため求人を出す際は、学歴を不問とするケースが多くあります。
経験を積んだ上で、大きく給料アップを目指したいと考えた場合は転職をオススメします。

 

 

いかがだったでしょうか?
公務員でない限り、給料に関しては職場に大きく影響を受けます。
今の職場に不満がある場合は、他の職場はどうなのか?転職サイトで相談してみることをオススメします。