転職の面接で名刺交換ってするべきなのでしょうか?
自分からやった方がいいのか、あるいは向こうから名刺交換してきたら、どういうふうに返せばいいのか迷いますよね?
そこで転職の面接で名刺交換するべきなのか?またマナーについても紹介します。
転職の面接で名刺交換は原則不要!
原則として転職の面接で名刺交換する必要はありません。
名刺って今いる会社での肩書ですよね?でも転職して個人として面接に臨むのだから基本的には必要はありません。
自分から名刺交換をする必要はないけど、向こうから名刺交換してくるケースも極稀にあります。
面接官の個人的な考えによるかもしれませんが、理由として考えられるのは
・社会人として名刺交換のマナーができているのか?
・単に習慣として名刺を渡してきた
・後で質問できるように連絡先を渡してきた
などが考えられます。名刺を出されたら、名刺交換のマナーもしっかりチェックされていると思った方がいいでしょう。
正しい名刺交換のマナーとは?
分かってると思いますが、万が一ということもあるので紹介します。
まず座っていても、名刺交換するときは双方ともに立ちながら行うのが基本です。姿勢もピシッとしましょう。
机を挟んで座っている場合、ついその位置関係で受け取ってしまいがちですが、正しくは机を挟まず相手のところまで移動します。
名刺は財布やポケットから裸の状態で出さないこと。名刺入れは必須です。ヨレヨレの名刺を出したら失礼にあたります。
そして名刺の表面、氏名が書いてある方を上にして、差し出します。
同時に交換する場合はお互いに片手で渡し片手で受け取る感じになります。その際は自分の名刺が相手よりも低い位置にあると謙虚さを示すことができます。
相手の名刺を受け取ってから自分の名刺を渡す場合は、両手で相手の名刺を受け取ります。
受け取るときは「ありがとうございます。(名刺を)頂戴いたします」と言います。
受け取るときには相手の氏名や会社のロゴに指がかからないように丁寧に受け取ります。
渡すときは自分のフルネームを名乗ります。肩書がある場合は肩書も言いましょう。
次に名刺交換が終わったら、名刺はすぐにしまいこまず、テーブルの上に置いたままにします。
相手が複数いる場合は、席順のとおりに並べます。
名刺にメモを書き込むのはその場で行うと失礼にあたるので、メモしたい場合は相手がいなくなってから書き込むとよいです。
名刺にまったく目を通さないも失礼なので、受け取ったらひととおり目を透しましょう。
「名刺忘れちゃった!」の場合はどうする?
転職では名刺交換は普通に行わないので、万一持ち合わせていなかった場合でも失礼にはあたりません。
それに名刺がなくても履歴書や職務経歴書を見れば肩書なども分かります。
名刺を忘れた場合は相手に「申し訳ありません」とまず謝ります。
そしてすでに前職を退職した場合は、「離職中なので名刺を持ち合わせていません」あるいは「退職時に名刺を返却したのでお渡しすることができません」と理由を話しましょう。
どうしても名刺を渡したい!というなら、氏名や住所、連絡先が分かる簡単な名刺を自分で作っておくのも手です。
まとめ
転職の面接で名刺交換することになったらどうするか、などについて紹介しました。
転職の場合、当然、社会人経験があるので、名刺交換などビジネスマナーはできて当たり前とみられます。
名刺交換すら満足にできないようでは面接を通過することは難しいと考えた方がよいでしょう。
こういうマナーは新卒で入った最初の会社で教えられることが多いですが、会社によって微妙に違ったりすることもあるので、転職活動する際は、分かっているつもりでも、一応チェックしておいた方がよさそうです。
なお、転職エージェントに登録すると、履歴書の添削や面接対策だけでなく、こういうビジネスマナーなども質問することができるので、活用するとよいでしょう。
転職のプロなので、企業の情報をよく知っているし、企業側の目線でアドバイスをくれるので心強いですよ。