ベンチャー企業へ転職して後悔!よくある失敗例は?
ベンチャー企業に転職したものの、業務や社風についていけず入社後に後悔することはよくあります。
そこでベンチャー企業に転職して後悔する人の共通点や転職する際に心がけた方がよいことなどを紹介します。
そもそもベンチャー企業とは?
ベンチャー企業の具体的な定義って何でしょうか?
実は明確な基準や定義はなかったりします。ただし、一般的には共通する特徴があります。
・革新的な技術やアイデアで新しいサービスを展開している
・成長過程にある企業
・ベンチャー指定を受けている
・ベンチャーキャピタルから資金援助を受けている
・企業規模は小~中規模が多い
たとえばサイバーエージェントなどはベンチャー企業と言えます。
逆に中小企業や新しい会社だからベンチャーというわけでもありません。
企業規模が小さくても歴史があったり実績が高いところはいくつもあるので。
社風としては、常に新たなビジネスにチャレンジしており、社員にも新規事業を促しています。
安定志向よりはやりがい重視で働いている人が多く、向上心の強い人が集まる傾向にあります。
ベンチャー企業へ転職して後悔する理由とは?
入社後に「思っていたのと違う」とか「こんなはずではなかった」など後悔するのはなぜでしょうか?
1.働き方ややりがいにギャップが生まれた
ベンチャー企業はたしかに個人の裁量が大きく、自由に仕事ができる印象がありますが、いざ入社してみると思うようにはできなかったり、それまで見えなかった不都合な部分が見えてきます。
それに売上の数字も求められるために理想と現実のギャップに疲れてしまうこともあるようです。
2.やることが多い
本来任されている仕事以外にも、いろいろな雑用的な仕事もこなさないといけないのがベンチャー企業です。
大企業ならばそれぞれの部署の人が担当するようなことも自分でやらないといけないので、気づけば本来の仕事に思うように打ち込めずスキルも伸びなくて悩んでしまうようです。
3.労働環境が悪い
ベンチャー企業だと休日や残業など労務管理が未整備で、入社してみたらみんな当たり前のように残業していて、長時間労働だったとか、休日出勤も多かったということがありえます。
また仕事に対する評価も属人的なものになりやすく、大企業のように整えられていないので自分が正しく評価されていないことを不安に思うようです。
ベンチャー企業に転職して後悔する人の共通点は?
ではどんな人がベンチャー企業に転職して後悔してしまうのでしょうか?
1.指示待ちの人
上から命令された仕事だけこなしていれば給料がもらえるような企業にいた人からすると、ベンチャー企業は自分で考えて仕事を見つけないといけません。
ベンチャー企業ではみな忙しいため、思ったよりは上司からのフォローはありません。むしろ放置されることもあるでしょう。
そのため、指示待ちの人だといつまでたっても仕事内容が増えずスキルも伸びず会社に貢献できない人のままになってしまいます。
2.すぐ人のせいにする人
それまで大企業にいた人からするとベンチャー企業というのは未整備な部分が多く、つい「前の会社なら~なのに」と比較して不平不満を抱きがちです。
でもベンチャー企業ではそうした状態が当たり前であり、その上で自分が会社に対してどう貢献するかが求められます。
そのため、自分に起きた不都合なことを他人のせいにして責任を取らないタイプの人は愚痴ばかり漏らすようになり、適応できないでしょう。
まとめ
ベンチャー企業の特徴や、転職して後悔する理由や共通点について紹介しました。
もっとも転職先選びの段階で間違っていたら、たとえ上記のような共通点がなくても後悔するかもしれません。
ベンチャー企業の中には優秀な人材を得ようとして、良いところばかり見せている会社もあります。
またやりがいがあるのは魅力でも、それ以外の部分が微妙な場合は入社後にいろいろ困ることが出てくるかもしれません。
できれば入社前に働いているところを見せてもらったり、社員に話を聞くことができれば入社後のミスマッチもある程度防げるかもしれません。
もし不安があるなら転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーにいろいろ相談に乗ってもらうとよいでしょう。