転職エージェント使うメリット・デメリットとは?
転職エージェントを使った方がいいのか、使わない方がいいのか迷うことはありませんか?
一体どんなサービスが受けられるのか?
使った方がいい人と使わない方がいい人の違いは?
そこで転職エージェントを上手に使う方法や、メリット・デメリットについて詳しく紹介します。
転職エージェントを使うメリットは?
転職エージェントが提供してくれるサービスを知れば、使うメリットがたくさんあることが分かります。
メリット1:面倒な手続きを代行してくれる
自分で応募して面接の日程を調整したり、採用条件をいろいろ交渉するのは大変です。
特に給与条件はあまり要求しすぎると悪印象になりかねません。
そういう場合は冷静な第三者が間に入ることで思いもよらない好条件をゲットできる可能性もあります。
実際に転職エージェントに登録して感じるメリットとして一番大きいのは複数の会社との日程調整をやってくれることです。
1つの企業でも何回も面接があり、それが同時並行で進行していくとなると目が回るようない忙しさです。
それを自分に変わって管理してくれるだけでも登録するメリットは大きいでしょう。
メリット2:情報提供してくれる
転職エージェントは業界や企業の事情についていろいろと情報を持っています。
特に未知の業界に転職を希望する場合は、彼らが持っている情報を知るだけでも価値があります。
業界が違うと社風も違うし、職務内容も大きく異なります。入社後に「そんなはずじゃなかった・・・」という事態も避けられるでしょう。
また転職エージェントは非公開求人をたくさん抱えています。
非公開求人というのは企業がターゲットの条件に合致する人だけにアプローチするための求人です。
転職エージェントは公開されている求人よりも非公開求人の方が多く、実に8割は非公開だと言われています。
エージェントがあなたの職歴や特技、希望条件を聞いた上で、条件に合致する非公開求人を紹介してくれるので、登録しない手はありません。
自分だけで調べても限界があるので、こうした転職エージェントをうまく活用するのが成功の秘訣と言えます。
メリット3:書類の添削と面接対策をしてくれる
久しぶりに書いた履歴書や職務経歴書の内容が果たしていいのか誰かに見てもらいと思ったことはありませんか?
そんな時に頼りになるのがエージェントです。
自分では気づかない強みなどを第三者の視点でアドバイスしてくれるし、プロの目を通すことで、書類選考を通過する確率も高まります。
また面接についても、エージェントは多くの人の面接指導の経験があるので、本番の前に一度練習できればありがたいですよね?
エージェントによっては企業の人事担当者と面識があり、この企業ならこういう人材が求められていると熟知しています。
そうした観点からアドバイスや模擬面接をしてくれるのが転職エージェントのメリットと言えます。
メリット4:給与交渉してくれる
転職では求職する人は応募する立場なので、自分の希望があっても強く言えないことがあります。
特に給与面では住宅ローンや教育費など家庭の事情である程度の年収を確約してほしい一面があります。
ただし伝え方は難しいです。あまり給与面でゴネすぎると面倒くさい人に思われて悪印象を抱かれる恐れがあります。
そういう場合に頼りになるのが転職エージェントで、事前にこれくらいの給与が欲しい、などの条件を伝えれば代わりに交渉してくれます。
彼らも1人転職に成功するたびに仲介手数料が稼げるので頑張って交渉してくれますよ。
転職エージェントを使うデメリットは?
転職エージェントを使うのはメリットばかりではなく、デメリットも存在します。
転職エージェントも営利企業のため、早く稼ぎたい、もっとたくさん稼ぎたいという本音があります。
そのため、彼らの都合のよいように転職活動が進められて、本意ではなかった転職先に決まってしまうこともありえます。
デメリット1:内定が決まると他を紹介してくれなくなる
たとえば、いくつかの企業に絞って転職活動を進めようとしていたけど、内定が一つ決まったら、それ以降、あまり積極的に企業を紹介してくれなくなった、とか。
エージェントにすれば早めに内定を決めて早く企業からの報酬が欲しいのでしょう。
デメリット2:内定率が高い企業を紹介してくる
また少しでも内定率を上げるために、求職者の希望する企業よりも、内定が決まりやすい企業を紹介する傾向があります。
内定が決まりやすいということは、大量に募集しているわけで、その分、裏で離職率が高い可能性があります。いわゆるブラック企業の可能性があります。
デメリット3:得意分野の求人ばかり紹介してくる
これは転職エージェント選びにも関わりますが、転職エージェント、またはキャリアアドバイザーにより得意とする業界に偏りがあることがあります。
そのため、アドバイザーの得意な業界の求人ばかり押し付けられる可能性もあります。
デメリット4:年収の高い企業ばかり紹介してくる
転職エージェントの報酬額は、内定が決まり就業後に一定期間経過したら、その人の年収の約3分の1程度の金額が企業から支払われます。
つまり年収の高い企業に内定が決まればその分、エージェント側の報酬も高くなります。
そのため、希望してないのにやたら年収の高い企業ばかり紹介してくる可能性があります。
年収が高い企業というのは、高い理由があります。求められるスキルが高かったり、離職率が高かったり、残業が長時間あったりと。
本人が給料は低くても労働条件のよい職場を望んでいても、それを無視されて給料が高い企業を紹介されるかもしれません。
転職エージェントを使った方がいい人とは?
転職エージェントにはいろいろとメリット・デメリットが存在しますが、エージェントを使った方がいい人、使わなくてもいい人とはどんな人でしょうか?
使わなくてもいい人
転職エージェントに求人を依頼してない企業
たとえば中小企業や創業間もないベンチャー企業、あるいは財団法人・学校法人など、少し特殊なところ。
これらはいくら転職エージェントに登録しても求人を見かけることはめったにありません。
創業間もない会社の場合、人手不足でも、企業としての実績に欠けるため募集しても応募してくれない可能性が高いからです。
求人がない場合は直接企業のホームページから問い合わせてみる方がよいでしょう。
エージェントの手を借りなくても自力で出来る人
同じ業界の中で転職するならこれまでの知識と経験が活かせるのでスムーズに転職活動ができます。
また高いスキルや経験があれば転職先でも評価されるため、比較的優位に転職活動ができるでしょう。
こういう方は特にエージェントの手を借りなくても問題はないでしょう。
使った方がいい人
知らない業界に転職したい人
自分の経験したことのない業界に転職を考える場合、その業界や企業の情報や、求められる職務内容や適性なども分からないことが多いです。
そういう場合は転職エージェントを使うといろいろ教えてもらえるし、相談にも乗ってもらえます。
業界が未経験でも、積極的に情報を集めている姿勢が伝われば内定率が上がる可能性があります。そういう意味でもエージェントは活用すべきでしょう。
転職しようかモヤモヤしてる人
今の会社や仕事に不満があり、何となく漠然と転職しようかなと考えている人は多いと思います。
なぜ転職するのか、どういう仕事をしたいのか、など自分のこれからの人生設計についてモヤモヤと考えている場合、誰かに話を聞いてもらえると整理できます。
エージェントはこれからのキャリア設計の手助けをするプロフェッショナルなので活用するといいでしょうね。
書類や面接に不安がある人
書類の書き方や面接に不安がある場合、自分で何とかしようとするよりもプロにお願いして添削や模擬面接してもらう方が選考を通過する確率は高くなります。
エージェントは企業側の目線でアドバイスをくれるので、第一希望の会社にどうしても行きたいという場合は多いに助かります。
働きながら転職活動する人
複数の企業に応募すると連絡がきて面接の日程調整に悩まされることになります。
その点、エージェントに任せるとこちらの希望に沿ってうまく調整してくれるので現職に支障が出ることもありません。
転職先が決まってからスムーズに退職したい人にはおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?転職エージェントのメリット・デメリットや、使った方がいい人・使わない方がいい人について紹介してきました。
転職エージェントの中には特定の業界に特化した中堅規模の会社も多くあるので、エージェントにより得意分野が違うので複数の会社に登録しておくのがおすすめです。
登録する場合は大手1~2社、中堅・特化型1社で合計3社くらいが多すぎず少なすぎずいいでしょう。
もし不安がある場合は実際にキャリアアドバイザーに面談してから決めてもいいかもしれません。
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