転職回数が多いと場合によってはその多さが問題となって落とされることがあります。
書類選考で落とされないために、転職回数が多い場合、職務経歴書になんと書けばよいのか気になりますよね?
そこで上手な書き方と気をつけた方がよいポイントを紹介します。
転職回数が多いと選考に影響する?
転職回数が多いといっても、
・同じ業界か、違う業界か
・在籍期間はどのくらいか
・20代、30代、40代以上
などによって企業側が受ける印象もずいぶん違ってきます。
転職するたびに違う業界へ行く人だと、面接官も「飽き性なのかな?」と疑いの目を向けてきます。
しかし、同じ業界の中で転職をしていれば、「スキルアップ、キャリアアップのためかな?」と考えてくれるかもしれません。
また、若い人で、数ヶ月とか1~2年間隔で転職している場合と、最初の会社で10年以上働いていた30代では、受ける印象も違ってくるでしょう。
面接官に「採用してもイヤなことがあるとすぐ辞めてしまうのでは?」と思わせる要素がないか確認してみましょう。
ちなみに年代ですが、20代後半だと1~2社なら大丈夫ですが、3社になるとさすがに多いと思われます。
30代なら4~5社までは大丈夫です。40代以降だと年齢も高いので、転職回数が多くても不自然ではありませんが5社だと多いでしょう。
転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方は?
1.覚悟を見せる
転職回数が多いことは採用する側の企業にはマイナスイメージにしかならないので、職務経歴書では
「この企業で長く働き続けるぞ!」という覚悟を見せないといけません。
2.一貫性があること
転職回数が多い場合、転職先の選び方や転職理由に一貫性が必要です。
実際はその都度、理由も選び方もバラバラのことが多いのですが、それでは選考を通過できません。
きちんとした一貫性があり、しかるべき理由があって転職先を選んでると納得できるものがあるといいでしょう。
3.3枚以内に収める
また転職回数が多いと書くボリュームも多くなりがちですが、あまり分量が多いと読む側も大変です。
そのため職務経歴書の枚数も3枚以内に収めるとよいでしょう。
4.同じ職種は通算○年とまとめる
企業側も応募者の職務経歴書を見て、それぞれの転職先で仮に同じ営業職をやっていたとしても、「結局、通算で何年くらい経験してるの?」と知りたいはずです。
そこで、同じ職種をずっと経験してきたなら、「営業経験通算○年」と書いてあげるとわかりやすくてよいでしょう。
5.ごまかさない
転職回数が多いと正直に書くのが恥ずかしいと思う気持ちは分かりますが、それをごまかしてはいけません。
なぜなら、経歴をごまかすことは経歴詐称にあたり、後でトラブルになることが考えられるからです。
せっかく転職が決まっても、後ろ暗いところがあると、正々堂々と働けませんよね?
それに企業側が源泉徴収票を確認するときにバレる可能性が高いので、ごまかしてもあまり意味はありません。
中には「こんなに短い日数だから書かなくてもいいよね?」と思うこともあるかもしれません。
仮に試用期間であっても、雇用保険が発生している場合は就業経験にカウントされてしまうので、書いておいたほうがよいでしょう。
まとめ
転職回数が多い場合、面接で必ず、それぞれの転職に一貫性があるか聞かれることになります。
転職理由や志望動機にきちんと一貫性があれば問題ありません。しかし一貫性に乏しいと「すぐに辞めてしまうかも?」と思われて落とされてしまいます。
もし短期間で辞めたなら、なぜ辞めたのか反省し、同じ過ちを繰り返さない姿勢をしっかりとアピールするべきでしょう。
もし面接対策が不安な場合は転職エージェントに登録して、経験豊富なキャリアアドバイザーにアドバイスをもらうとよいでしょう。