結婚前?結婚後?転職する最高のタイミングとは?

結婚

結婚という人生における大きなライフイベントは転職するタイミングにどうかかわってくるのでしょうか?

転職するなら結婚前がいいのか結婚後がいいのか時期に悩むこともあるでしょう。

そこで結婚が理由で転職する場合の最高のタイミングがいつか紹介します。

企業側は何を気にするのか?

即戦力の40代男性

転職の面接で「実は近々、結婚する予定があるのですが…」と伝えたとします。

面接官はそのことに対して何を気にするのでしょうか?

実は結婚すること自体は別に気にしていません。男性はもちろん、女性も近年は結婚後も働きつづける人がほとんどだからです。

(昭和の時代は女性は結婚すると寿退社することがほとんどでしたが)

また産休や育児休暇も整備されている企業が多く、出産後も働き続けてもらいたいと思っています。

では何を気にするのか?たとえば、

・結婚したらすぐ辞めてしまわないか?

・子育てしながら仕事と両立できるのか?(両立できなくて辞めてしまわないか?)

・残業はしてもらえるのか?

などです。

会社の戦力として見込んで採用したのに、結婚を機にすぐ辞めてしまったり、すぐ産休・育休をとられてしまうと、採用計画にも狂いが生じてきます。

また職場復帰後も時短勤務になるとその分、しわ寄せが周りに及びます。

採用は時間とお金をかけて計画的に行っているので、企業側にも都合があることは忘れないようにしましょう。

男性が結婚を理由に転職する場合は?

デキるビジネスマン

1.面接官への伝え方は?

男性の場合、結婚すると一家の大黒柱として家庭を守ることになるから、より安定を求めるようになります。

企業側からすると「長く働き続けてくれるかな」と思うし、「年収を上げるために頑張ってくれるかな」と期待することでしょう。

つまり男性の場合、結婚を伝えるのはむしろ好印象になる場合が多いです。

もっとも結婚すると独身時代とは違って家族のための時間も大事になってくるので、付き合いが悪くなったり、残業が嫌がったりすることはあるでしょう。

でもそれはわざわざ面接で伝える必要はないので「長く働きたい」という意欲だけはしっかりアピールしましょう。

 

2.転職する最高のタイミングは?

男性の場合は産休はないし、子供ができることによって受ける影響は女性よりは少ないです

転職するなら結婚後に家を買って住宅ローンを組んでからが最高のタイミングです。

住宅ローンって審査するときに勤続年数を書くことになります。転職後だと勤続年数が1年未満になり、審査に通りにくくなります。

家やマンションの購入って結婚して子供が出来て今の住居が少し手狭に感じてきてから検討することが多いので、転職するならその後がよいでしょうね。

 

3.転職先選びのポイントは?

結婚すると家庭のためにも収入は前職レベルを維持できる方が望ましいです。

そのため、未経験の業界、職種に転職して給料が下がるよりは前職での経験が活かせる仕事がよいでしょう。

女性が結婚を理由に転職する場合は?

1.面接官への伝え方は?

面接官が思う不安をまずは解消してあげましょう。

まず、すぐに産休・育休をとらないこと、結婚後もしばらくは働くことを優先することを伝えましょう。

出産・子育ては大切なイベントだけに夫婦で話し合って計画的に行いと思ってると言うとよいでしょう。

無計画にできちゃったから産休・育休とる、では企業側も困りますからね。

もちろん本音では残業したくないとかあるでしょうが面接の場では言わない方がいいでしょう。

 

2.転職する最高のタイミングは?

女性の場合、結婚直後だと「すぐ育休とるのでは?」と思われてしまうため、結婚後すぐに転職はタイミングとしてはよくありません。

また育休制度も、とるには勤続1年は必要なケースも多く、転職してすぐ子供が出来ても制度上とれない可能性もあります。

もちろん結婚してすぐに子供ができるわけではありませんが、もし子供を作る予定があるなら制度を一度確認しておくとよいでしょう。

ではどんなタイミングならいいのか?

それは結婚する1年以上前に転職しておくのが最高のタイミングです。

なぜなら結婚すると結婚式を挙げますが、準備に半年かかり、準備期間はバタバタします。

とても同時並行で転職活動はできません。

そこでまず転職をして、その後に結婚を決めて結婚式の準備を進めるのが良いでしょう。

子作りはその後になるので、育休制度も無事にとれるでしょう。

 

3.転職先選びのポイントは?

まず既婚の女性がどれくらいいるかです。結婚しても仕事を両立させている女性社員がいるなら、同様に両立できる可能性が高いです。

そういう女性が多いということは子供の都合に合わせて働ける柔軟性がある企業だということになります。

雇用形態としてはなるべく正社員の方がいいでしょう。パートや派遣だと育休のタイミングで退職になってしまうことが考えられます。

できれば前職での経験を活かして替えの効かない人材であると望ましいです。

まとめ

結婚をきっかけに転職する場合のタイミングについて男性、女性に分けて紹介しました。

なお、転職が初めてだと上記で紹介したようなことが分からないことも多く、一人で悩みやすいです。

そこでおすすめしたいのが転職エージェントの活用です。転職活動のサポートもしてもらえるし、転職先選びも相談に乗ってもらえます。

転職エージェントにも得意不得意のジャンルがあるし、キャリアアドバイザーの質もピンからキリまであるので、できれば複数の転職エージェントに登録するとよいでしょう。