転職の企業研究・業界研究の上手なやり方は?

研究

転職するなら受ける企業についてしっかりと研究しないと入社後にミスマッチが起こる可能性があります。

でも大事なのは分かっていても、企業HPを見るだけじゃ不十分ですよね?

そこで企業研究の上手なやり方について紹介します。

転職エージェントに任せきりでいいの?

転職先の企業の情報を知りたいときに転職エージェントを利用する人も多いですが、こういう人は「聞けばいいや」と思って自分で十分に調べていないケースが多いそうです。

転職エージェントが企業を紹介する方法は2通りあり、大手と小規模では大きく異なります。

大手の転職エージェントの場合、数十件の求人票を渡してこの中から転職者に選ばせます。

一方、小規模のエージェントの場合、企業からの依頼により、条件が合いそうな人にピンポイントで求人を勧めます。

どちらも結局、最終的な判断は自分で行うことになります。

「転職エージェントが選んでくれた案件ならどれも安全じゃないの?」と思うかもしれませんが、転職エージェントも営利企業なので、転職さえ決まれば手数料が入ります。

だとすると、全ての判断を転職エージェントに委ねるのはリスクが高いです。ブラックな案件を掴まされる可能性もなくはありません。

面接では逆質問で面接官に質問できる機会があります。せっかくのアピールチャンスなのに、たいして企業研究していなければ聞くことが乏しくて好印象を与えられません。

面接を受けるのは転職エージェントではなく自分自身なので自分なりに企業研究していかないと自分のためになりません。

企業研究の上手なやり方とは?

大企業

では企業研究はどういうふうにやればいいのでしょうか?以下にポイントを紹介します。

1.何を調べるのか?

企業の情報には企業HPを読めば誰でも分かる「知っていて当たり前の最低限の知識」と、自分なりの視点で調べるべきことがあります。

最低限の知識とは企業HPに載っている経営理念やサービス、業績などです。

面接官もこの程度のことは知っていることを前提に話をしてくるので、知らないと後で困ることになります。

ではもう一つの自分なりの視点で調べるべきことは何か?

あなたがその会社で働きたいと思った志望動機は何でしょうか?あなたにはやりたいことがあり、それを実現したくて転職するんですよね?

ではそのやりたいことは本当にその会社で実現できるのでしょうか?

たとえば営業スタイルの問題で、新規営業よりも既存営業の方がやりたいと思ったときにその会社で既存営業をやっていなかったらやりたいことを実現できないですよね?

もちろん、中には情報を得ようとしても難しいものもあるので、そういうものこそ面接で質問すべきことになります。

2.どうやって調べるのか?

調べる手段として以下のものがあります。

・企業HPを見る

これが一番簡単でかつ最低限しっておかないといけないことです。特に社員インタビューや社長の言葉などがあればよく見ておきましょう。

・IR情報・四季報を見る

最近の株価やいくらか?有価証券報告書には何て書いてあるのか?近年の業績はどうなってる?同業他社と比べてるとどうなのか?四季報には平均年収や平均年齢も書いてあるので一度読んでおくとよいでしょう。

・プレスリリースを調べる

ネットで企業名+プレスリリースで検索すると出てきます。企業HPにもリンクがあるはずです。世間にアピールしたい情報は何か掴んでおきましょう。

・新聞や業界紙、ビジネス系の雑誌に何か載っていないか

転職活動を始めるなら日経新聞や業界紙などを読んで普段からチェックしておきましょう。

・口コミサイトを見る

Vokers、転職会議など企業の口コミサイトをチェックすると実際に働いている、もしくは働いたことのある人の生の意見が見れます。全て鵜呑みにするのはよくありませんが、いろいろと気づきが得られるはずです。

・ブログやSNSがないか調べる

その企業の商品がSNSで言及されていないか、社長や社員のブログがあればチェックしておきましょう。

・転職フェアや職場見学

転職フェアを利用して社員の方に直接いろいろ話を聞いてみたり、面接で職場見学ができないかお願いしてみるとよいでしょう。

・転職エージェントに聞く

転職エージェントは企業を訪問したりして企業との太いパイプを持っており、表には出てこない裏事情に精通しています。

企業がどんな人材を求めるか知っているので、もし興味のある企業があれば聞いてみると意外な話が聞けるかもしれません。

ただし、上記に挙げたことをすべてやっていたら時間がかかりすぎます。企業研究を効率的に行うには一つの企業に時間をかけすぎないことです。

必須なのは企業HPとIR情報です。その他は優先順位を下げて効率的に行いましょう。

業界研究のやり方は?

業界全体でどんな課題があるのか?どんな動きがあるのかマクロ的な視点で見ていきます。

業界団体があるなら、そのサイトをチェックすると何か分かるかもしれません。

受ける企業は業界の中ではどんなポジションなのか?どうしてその業界の他の企業ではダメなのか明確な理由があるのか?

これも新聞や業界紙、会社四季報、転職サイトの業界について言及しているページやインタビュー記事などを参考にするとよいでしょう。

まとめ

企業研究は転職エージェントに任せきりではよくないこと、そして企業研究の上手なやり方、業界研究のやり方について紹介しました。

たくさんの企業を受ける場合はすべてを自分でやっていると時間がかかってしまいますので、要点だけ抑えたら、あとは転職エージェントに聞く方が効率的かもしれません。

他にも初めての転職で不安な方、働きながらの転職で日程調整が難しい方、面接対策をして欲しい方は転職エージェントに登録するとアドバイスしてくれるのでぜひ活用しましょう。