転職の面接対策ではマナーも大切です。
当日はどんな服装で行くか、持ち物で必要なものはあるか?
また当日の受付、入室から退出するまでの立ち振舞について、全て見られていると思って行動した方がよいです。
でもいざ本番となると不安もありますよね?
そこで自信を持って面接に臨めるようにマナーについて徹底的に紹介します。
準備から退出まで知っておきたい面接マナー
面接は服装や身だしなみ、入室から退出までで気が抜けません。
そこで最低限、これだけは抑えておけば大丈夫という面接のマナーについて紹介します。
面接で好印象な服は?
基本は男性はビジネススーツです。
業界や会社によっては服装自由の会社もあり、社員が私服で勤務していることもありますが、それでも面接時はスーツが望ましいです。
スーツのデザインはオーソドックスなタイプにして、色も派手すぎないネイビーやグレー、黒などが落ち着きがあっていいです。
ネクタイも派手すぎないけど明るめがよいでしょう。迷ったら紳士服の店員に聞けばいくつか候補を選んでもらえるはずです。
ワイシャツは白か薄いブルーが基本で、目立つストライプ柄は避けましょう。
ワイシャツはよれよれだと印象が悪くなるのでアイロンをかけるかクリーニングを利用しましょう。
髪型もなるべく直前に散髪に行って短めの清潔感のある感じにします。
ヒゲもきちんと剃り、爪も切りましょう。鼻毛も忘れずに。
面接に持っていく持ち物は?
まずは履歴書と職務経歴書。印鑑も場合によっては必要です。
当日、会場まで迷わないための地図や住所が分かるメモなど。
それから意外と忘れがちなのがメモと筆記用具です。
面接で話しながら何かを説明するために紙に書いたり、あるいは相手の出してきた書類にサインする時に使います。
企業によってはセキュリティの関係上、免許証などの身分証明をするものが必要になるケースもあります。
最低15分前に到着
転職の面接というと普通は会社へ直接赴いて行われるのが普通です。
会社によっては地図を見ても分かりにくかったり、電車の乗り換えで間違えやすいケースもあります。
特に初めて行く場所の場合は、最低でも15分前に到着するつもりで行動した方がよいです。
電車の乗り間違いがあるとかなり時間をロスするのでギリギリで計算してると遅刻する可能性も出てきます。
会社の受付へ
会社の受付は5分前に受付に行きます。早すぎても迷惑だし、遅刻はもってのほかです。
受付では「本日○時に面接で伺いました△△と申します」と丁寧に伝えます。
採用担当者は最初に応対した受付の人から印象を聞くことだってありえます。
社内にいる人間全てが面接官のつもりで気を抜かないようにしましょう。
担当者が来るまでの時間
会議室など面接会場に通されてから実際に面接官が来るまでには時間があります。
でも暇だからといってスマホをいじっているのは感心しません。
それほど長い時間待たされるわけではないので、スマホを見ずに、じっと大人しくしているのがベストです。
どうしても暇なら会場を見回して気になるものがあれば面接で聞いてみるのも話のタネになりますよ。
またスマホの電源は切るか、マナーモードにしておきましょう。面接中に電話が鳴ったら、さすがにマナー違反で失礼にあたります。
面接官が来たら立つ
基本的なことですが、面接官が来たら立ち上がって挨拶をしましょう。
もちろん最初から「○○と申します。本日はお忙しい中お時間いただきありがとうございました。よろしくお願いします」など挨拶をします。
面接官から「どうぞおかけください」と言われてから座ります。
カバンは自分の足元に置きましょう。
面接中の姿勢と目線と話し方
面接の間は椅子の背もたれに背中をつけることなく、少し隙間を作る程度に間を開けて、背筋をピンと伸ばして手は膝の上に置きます。
目線は本当は目を見て話した方がよいですが、目を合わせるのが苦手な方もいます。
そういう場合は相手の顎やネクタイのあたりを見ているとよいでしょう。
目線が泳いでいたり、関係ない方を見るのはあまりよくありません。
また緊張すると人は早口になるので、自分が緊張してるなと思ったら、あえてゆっくりと話してペースを取り戻しましょう。
また話す際は常に簡潔に。ダラダラと話して何が言いたいのか分からないのは最悪です。
面接が終了したら
面接は部屋から出て会社の建物から出るまで気を抜いてはいけません。
まず面接が終了したら「本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございました」とお礼を述べます。
立ち上がったら椅子を元の位置に戻して一例して退出します。ドアも静かに締めます。
部屋から出た後も他の社員から見られています。最終的に建物から出るまでは面接は続いていると思っていた方がよいでしょう。
面接終了後にお礼メールは送るべき?
昔はそんな風習はなかったのですが、最近では学生の就活でお礼メールを送ると選考の通過率が上がるという噂があるようで、一般的になっています。
また社会人経験のない学生と違って、転職の場合はある程度ビジネスマナーがあるものとして扱われるので、一社会人としてマナー上送っておく方がよいと言われます。
ただし、メールを受け取る側も人間です。
テンプレを見て書いたような無味乾燥な感情のこもっていない文面しか書けないなら、むしろ送らない方がよいでしょう。
書くなら「ぜひ御社で働きたい!」という熱意が見える文章が望ましいです。
などお礼メールでは面接の本番では伝えきれなかったことをアピールできるチャンスでもあります。
分かりやすく手短に、さり気なく熱意をアピールしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
転職で面接に行く際のマナーについて、準備から入室、退出まで詳しく紹介しました。
ちょっとした立ち振舞も全て見られている可能性があるので、面接のときだけ頑張るのではなくできれば普段からマナーを心がけた行動をとるとよいです。
あいさつ、お礼などは社会人としての基本です。もし不安があるなら、事前にマナー本や転職エージェントに相談してみましょう。