ハイクラス転職で成功するためのポイントと注意点は?

ハイクラス転職

ハイクラス転職とは今よりも高年収の仕事、上の役職、もっとクラスの高い企業への転職です。

でも希望する業界や会社の求人数が見つからなかったりして情報がなかなか得られなくて困っている人も多いです。

そこでハイクラス転職で気をつけた方がよいことや、成功させるためのポイントについてまとめてみたので紹介します。

ハイクラスの定義とは?

ハイクラスへ転職

現在の仕事で十分経験も積んでそろそろもっと上へキャリアアップしたい、あるいはもっと高収入を目指したい!そう考えている人もいると思います。

定義はやや曖昧ですが、こうしたハイクラスを目指す転職のことをハイクラス転職と呼びます。

厳密に言うと、現在ハイクラスではない人がハイクラスを目指す場合と、すでにハイクラスにいるけど業界で上位の企業やライバル企業に転身してさらにハイクラスを目指す場合があります。

ではハイクラスとは何を指すのか?

収入なら700~800万クラス、役職なら部長級以上、会社なら東証一部上場などでしょうか。

こうしたハイクラスの求人は秘密裏に行われることが多いので、転職サイトを検索しても出てくることは稀です。

ハイクラス求人のある転職エージェントの特徴

転職エージェント

ハイクラス転職で活用すべきなのが転職エージェントです。特にハイクラスの求人をたくさん抱えている会社がおすすめです。

ハイクラスに強い転職エージェントを利用するメリットとしては、他では得られない非公開の求人情報を知ることができること。

また業界や会社を熟知しているキャリアアドバイザーが世話してくれるので入社後のミスマッチを避けられます。

一方デメリットとしては、ハイクラス求人の条件に合致しない方は対象になりづらいことです。

たとえ10年同じ会社に勤めたとしても、社外でも通用するような専門知識や経験など専門性がない場合は対象になりません。

また現在の年収と希望するハイクラスの年収との間に差がありすぎる場合は難しいです。

たとえば年収300万~400万の人が年収800万をいきなり目指すのは無理があります。

せめて500万~600万程度になってから転職を考えた方がよいでしょう。

ハイクラスの転職活動を進める上でのポイントとは?

ハイクラスへの転職活動を成功させるには、そもそも企業がどんな理由で募集しているのか、どんな人材を求めているのかを知る必要があります。

まず求める人材としては部長など経営層に近い役職の場合、周りとの折衝や交渉も必要だし、担当する分野の深い専門知識、部下の管理を含めたマネジメント能力も求められます。

次に募集する理由ですが、既存事業の拡大か、新規事業の立ち上げが多いです。

事業拡大に伴い、管理職不足を補強するために実務経験が豊かな人材を求める傾向があります。

やってみたいけど、でも自分に出来るのか少し不安・・・という方もいると思います。

そこで転職活動を進める上でのポイントを紹介します。

ポイント1:人脈をフル活用する

交渉

これまで培ってきた人脈は転職活動する際にとても有利に働きます。

知人友人を介することで他の人よりも採用に有利に働くかもしれません。

また事前に会社の情報を把握できれば不安も解消できるし、その人を通じて社風なども感じ取れます。

一方で、入社後にミスマッチが起きて退社することがあれば紹介してくれた相手に迷惑をかけることになります。

また一度選考に入ってしまうと、他にもっと入りたい企業が出てきたときに断りにくくなります。

入社後に紹介してくれた相手と役職上の上下関係ができてしまうと、その人との人間関係も悪化するかもしれません。

社風が合う合わないは個人差もあります。紹介してくれた人にとってはいい会社でも自分には合わない可能性だってあります。

知人友人を介しての転職活動はデメリットも大きいので情報収集だけにとどめておく方がよいかもしれません。

ポイント2:転職エージェントを活用する

面接

もっと他にいい方法はないのかと頭を悩ませるかもしれません。

そういう時に頼りになるのが転職エージェントです。

彼らは業界や会社を熟知しているので採用する側の視点に立って客観的にアドバイスをくれます。

まだ転職を決意しておらず考えているだけの人でも無料で相談に乗ってくれるので、少しでもハイクラスへの転職に興味があるなら登録して面談してみるとよいかもしれません。

ハイクラスの転職の注意点とは?

ハイクラスへの転職はよいことばかりではありません。それなりにリスクも存在するので注意が必要です。

注意点1:後悔しないために自分と向き合う

自分と向き合う

これが20代や30代なら仮にミスマッチで転職に失敗したとしても、これからいくらでもやり直しができるでしょう。

でも40代や50代になってからの転職となると、これまで長い間お世話になった会社を足蹴にすることになります。

会社に対する忠誠心を振り切ってまで、本当に転職する意味があるのか自問自答することになるので、自分と向き合ってよく考える必要があります。

まずは今の会社、仕事の何が不満なのかリストアップしてみましょう。

たとえば、仕事の達成感が感じられない、上が詰まっていて上の役職に上がれない、自分がやりたいことと違う、資格をとってもっと上の仕事をしてみたい、など。

後ろ向きではなく、こうした前向きな理由が上がるなら、転職すべき時期なのかもしれませんね。

転職はキャリアの大きな分岐点だからこそ後で後悔しないように慎重に冷静な判断を下す必要があります。

注意点2:最終的に求められるのは人間性

デキるビジネスマン

いくら仕事ができる人でも人間性に問題がある人がいます。

部下や上司、取引先とやたら衝突を繰り返す人、すぐ感情的になって自分をコントロールできない人、など。

こうした人は入社後に社内の人間関係でトラブルを起こす可能性があるので採用されません。

また個人主義的で周りと協調する姿勢が見られない人も敬遠されるでしょう。

入社するからには会社の理念や社風にシンパシーを感じてほしいし、愛をもって仕事に取り組んでほしいものです。

採用する側としても実績やキャリアもたしかに大切ですが、最終的に見るのはその人の人間性や会社に対する熱意だと思ってください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ハイクラス転職の実態や転職成功のポイントや転職エージェントの活用、また気をつけた方がよい点などを紹介しました。

ハイクラスの転職は勝負に出るタイミングも重要です。リスクもあるので転職に際しては慎重さも求められます。

もし一人で転職活動を進めるのに不安があるなら転職エージェントを活用して相談に乗ってもらうとよいでしょう。