転職の面接対策!よく聞かれる質問と回答例は?

よくある質問と回答

転職の面接でよく聞かれる質問は何でしょうか?

また具体的な回答例はどんなものでしょうか?

答え方を間違うと失敗する原因になるので基本的な質問と回答の仕方はよく知っておく必要があります。

そこで転職の面接でよく聞かれる基本的な質問と回答例について紹介します。

面接でよく聞かれる質問と回答例は?

一般的な面接の流れでは

  1. 冒頭に自己紹介や自己PR
  2. 前職の退職理由(転職理由)
  3. 志望動機
  4. 職務経歴書に沿った質問
  5. 逆質問

の流れで行われます。

 

1.退職理由(転職理由)は何か?

退職届

退職理由を話すときに大切なのはネガティブな理由にならないことです。

前職での会社や仕事への不平不満、~のせいで退職した、など自分ではなく他者に責任を押し付けるような人は入社しても同じように不満を抱いて退職すると考えられます。

ただし嘘はいけません。

面接官はたくさんの面接をしているため、多くの人が使う嘘の退職理由が分かっているのですぐバレます。

退職理由というのは、その人の人間性や仕事に対する考え方を見るのに大きなポイントです。

何がイヤで何が嬉しくて、仕事で何を優先し、何を切り捨てるのか、そういう部分が退職理由からは見て取れます。

それと同時にあなたが入社後に会社の理念に沿って長く働き続けられるのかを見ています。

退職理由を聞かれるときは、面接官はあなたの人間性を見極めようとしてると思った方がいいです。

退職理由を話すときのポイントは3つです。

1.ネガティブな理由をポジティブに言い換えること。

2.退職理由を志望動機につなげる

3.自信を持って話す

 

1.ネガティブな理由をポジティブに言い換えること。

ネガティブとポジティブ

不平不満があったとしても、それをそのまま言ったら後ろ向きな理由のままです。

それらを解消すべく転職した、入社後はこういう仕事に取り組みたい、と具体的に述べましょう。

(例)

・給料に不満があった

→営業で実績は上げたのに成果が評価につながりにくい年功序列型の会社だった

 

・上司のパワハラや人間関係がこじれた

→もっと周りとコミュニケーションをとりたかったが、個人主義で情報共有もなくチームよりも個人で動く会社だった。

 

・残業が多い。休日が少ない

→残業が多く、休日が少ないせいで、自身のスキルアップのための時間が確保できなかった。

ちなみに「キャリアチェンジ」ってよく使いがちですが、チェンジする前がたいして実績がなかったら中途半端な印象になります。

前職で十分仕事をして、もうこれ以上キャリアアップが望めなくなって初めてキャリアチェンジを考えた、という方が説得力があります。

またステップアップとかキャリアアップという言葉も、面接官には「うちの会社も踏み台にして別の会社に行くのかな?」と疑われます。

自分さえ成長できれば後は構わない個人主義な人に見られる可能性もあるので、ステップアプして会社に貢献したいという部分を忘れないようにしましょう。

2.退職理由を志望動機につなげる

納得

退職理由を不平不満で終わらさないためには、それが転職の理由で、会社への志望動機につながるものでなくてはなりません。

こうしたいという自分の意思がまずあり、それが前職では努力したものの改善できなかったので、転職を決意し、この会社でこの仕事がしたい、と繋げられればよいでしょう。

1の例で具体例を挙げると、

・給料に不満があった

→年功序列で成果が評価につながりにくい会社だった。もっと実績を評価してもらいたから転職を決意した

→成果主義の御社で働きたい・・・

・上司のパワハラや人間関係がこじれた

→個人主義が徹底しており、情報共有や社内コミュニケーションがとりづらかった。自分はもっと周囲とコミュニケーションを取りながら仕事を進めたかったので転職を決意しました。

→チームで働く御社で働きたいと・・・

・残業が多い。休日が少ない

→前職ではスキルアップにつなげる時間がなかった。もっと自分を成長させながら仕事をして会社に貢献できるようになりたくて転職を決意しました。

→休日が多く、サービス残業が少ない御社で・・・

3.自信を持って話す

第二新卒

意外と思われるかもしれませんが、話し方で嘘をついてるかどうかは案外分かります。

自分の考えた理由に心から納得できていない、あるいは嘘を言ってることに後ろ暗い思いがあると、それが態度にも現れてしまいます。

でも背筋を伸ばし、堂々とハキハキと話すことができれば、それだけで自信があるように見えます。

話し方の態度はとても重要ですが、自分ではなかなか分からないので第三者に見てもらうとよいでしょう。

2.志望動機は何ですか?

志望動機を話す上で大切なポイントがいくつかあります。

1.退職理由と志望動機、入社後のビジョンに一貫性があるか?

ハイクラスへ転職

退職理由が残業が多いことなのに、志望動機がキャリアアップのため、では筋が通らないですよね?

前職では営業でいい成績を上げたのに給与に反映されづらかったから、成果主義で若手でも成績次第では高い給与がもらえる御社で働きたいと思った、

なら一貫性がありますよね?

2.会社にどんな利益をもたらせるのか具体的な言及があるか?

利益

前職の経験でこれだけの実績があるから、入社後はこれぐらいの成果を上げて貢献できる、と具体的なことが言えるといいです。

会社が求めているのは会社に貢献してくれる人材です。

あなたは会社に対して何を与えることができるのか、それを意識して志望動機を作りましょう。

3.会社の方向性と合っているか?

方向性が一致

求人の背景には会社の事業拡大による人手不足があります。

入社後にどういう仕事についてもらいたいか、会社側では具体的に決めてから、それに合う人材を採用していきます。

あなたがそこを勘違いして、全く会社の意向に沿わない方向で頑張りたいと熱意をアピールしても伝わらないでしょう。

そうした失敗をしないためには事前のリサーチが欠かせません。会社の事業や方向性を調べて、自分のスキルや経験が活かせそうだとアピールしましょう。

ただし、未経験の業界へ転職を考える場合は、その業界のことについてあまり詳しくない可能性があります。

その場合は、ホームページやネット検索などでできるだけ情報を集めて、ざっくりと業務内容について理解を深めておきましょう。

3.その他の質問

「今後のキャリアについてどう考えてるか?」

要は、入社後にどんなふうに働きたいか?何をやりたいのか?です。

回答としては、あくまで会社の方向性に沿ったものでないといけません。

入社後はこんなふうに働いて、会社に貢献したい、という意欲が見えるようなものがいいです。

できればそれを実現するために今どんな努力をしているのか?という点をツッコミされても大丈夫なようにしておきましょう。

「今はどんな仕事をしているのか?」

※辞めてない場合は現職、すでに退職してる場合は前職の仕事の意味

職務内容についてはいろいろ話せることはあると思いますが、いかに会社に貢献してきたか、という部分と、これから入社後に役に立てそうなスキルや経験を話すといいでしょう。

また仕事に取り組む上でどんな工夫をしてきたか、などがあると好意的に見られるでしょう。

「今の仕事での成功体験や失敗体験は?」

面接官はその体験から何を学んだのか?という点も聞きたがっています。

成功なら成功、失敗なら失敗した体験から何を学び、どう次につなげようとしているのか?

もし失敗体験がネガティブな内容になるなら、最終的にポジティブにつなげられるようにしましょう。

「うち以外に受けているところはありますか?」

これは正直、答えにくい質問ですが、回答の仕方にはコツがあります。

まず嘘はつかなくていいです。受けているなら受けていると答えていいです。

ただし具体的な社名までは聞かれないかぎりは答えなくてもいいです。

またいくつか受けている中ではこちらが優先である旨を、明確な理由で言えればなおよいです。

もっと面接の通過率を上げるには?

面接

想定される質問に対して回答を用意しても、それだけではやっぱり不十分です。

面接では会話内容だけでなく話し方など態度やマナーも見られます。

そういう時に頼りになるのが転職のプロである転職エージェントです。

転職エージェントを活用すれば企業や業界の裏事情も教えてくれるし、面接対策もしてくれます。

ただし転職エージェントにもピンからキリまであるので万全を期して2~3社の複数登録をしておくとよいでしょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?転職の面接でよく聞かれる質問と回答例について紹介してきました。

特に定番といえる質問は必ず聞かれるので、曖昧にならないように、明確に答えられるように準備しておきましょう。

なお転職エージェントに模擬面接してもらうと役立つのでぜひ登録しておきましょう。