女性の場合、結婚や出産・子育てを挟むことが多いのでキャリアが中断されて男性よりも平均年収が劣ることが一般的です。
では女性が転職でもっと年収をアップするにはどうしたらよいのでしょうか?
そこで女性が転職で年収アップする方法を紹介します。
女性と男性は平均年収がどれくらい違う?
これはDODAが2017年から2018年にかけて調査したデータですが、年代別に以下のようになっています。
20代 全体346万円 男性365万円 女性319万円
30代 全体455万円 男性487万円 女性386万円
40代 全体541万円 男性587万円 女性423万円
50代 全体661万円 男性707万円 女性445万円
20代から差がつきはじめ、30代以降は激しく差がついています。
女性の場合、結婚や出産でいったん離職してしまうと、再就職でキャリアがリセットされることが多いです。
資格が必要な専門職なら比較的同レベルで再就職は可能ですが、正社員からパートに切り替える人もいて、平均年収にすると大幅に下がってしまいます。
女性が年収を上げる方法は?
女性が年収を上げるには副業か昇進か資格か転職の4つの方法があります。1つずつ紹介します。
1.副業
収入を増やすために働きながら余った時間で副業に手を出す人は多いです。
ハイリスクハイリターンなものの代表格は投資です。株式やFX、仮想通貨など投資先はいろいろです。
ただし投資信託や不動産など比較的ローリスクのものもあるので投資金額と期待するリターン金額でよく考えるといいでしょう。
ネット系だとデータ入力など外注作業を引き受けるのはハードルも低く取り組みやすいですが、報酬単価が低いです。
アフィリエイトは初心者が手を出すにはハードルがなかなか高いのでおすすめできません。
ただしきちんとしたノウハウで継続的に努力できる人なら可能性はあります。
動画をよく取る人はユーチューブで稼ぐ方法もありますが、お金がもらえる条件が高く設定されており、常に新作を出し続けないといけないので意外に大変です。
他にもお小遣い程度であればモニター募集や懸賞もあるし、時間がある人は家事代行などの副業もあります。
2.昇進
仕事を頑張って昇進するのは年収アップの一つの方法です。
昇進するには運やタイミングもありますが、何よりも仕事で成果を出すことです。
いくら仕事を頑張っても数字などで他の人の目に見える形がないと昇進は難しいでしょう。
昇進のために資格を取るのも有効です。社内資格でもいいし、公的な資格でもいいでしょう。
資格があることで自分の市場価値を上げておきましょう。
昇進できる人は一人で仕事を抱え込まず、上手に他人に割り振ることができます。
そのためには日頃からコミュニケーションをとり、仕事を頼みやすい関係を築く必要があります。
いずれ昇進すれば部下を持つことになり、そのときに役立つので今から慣れておきましょう。
また会社にとってなくてはならない存在になることも必要です。いくらでも替えがきくような人では昇進できません。
3.資格
資格には社内で通用する社内資格とそれ以外の社外で通用する資格があります。
業務に役立ち、かつネームバリューのある資格というとマネー系ならファイナンシャルプランナー、労務系なら社会保険労務士、業務系なら中小企業診断士などがあります。
語学系でもいいし、将来のためにコツコツと時間をかけて資格をとっておくのはとても有効です。
難しい資格ほど勉強するのが大変で合格するまで時間がかかるけど、後で役立ちます。
4.転職
転職して年収をアップする方法もありです。
ただしこれは自分の市場価値にもよります。たいして実績やスキルもないのに年収アップのために転職してもうまくいかないでしょう。
自分の市場価値をアップさせて、今の仕事では自分の成果が正当に評価されないようになったら、転職を考えるといいでしょう。
転職エージェントに給料の交渉をすると自分でやるよりもスムーズにアップすることがあるのでぜひ活用してみるといいでしょう。
まとめ
女性が転職で年収をアップさせる方法として4つ紹介しました。
どれが一番いいかはその人にもよりますが、資格をとって自分の市場価値を高めて成果をあげて昇進を目指す中で転職を考えるとよりスムーズでしょう。
仕事を頑張らず副業に精を出すのも本末転倒ですのでバランスが大事ですね。
なお、転職エージェントの中には女性に特化したところもあり、女性の転職に際し、キャリアアドバイザーが相談に乗ってくれます。
キャリアプランの設計から履歴書の添削、面接対策までやってくれるのでぜひ活用してみてはいかがでしょうか?