自分の学歴に自信がないと転職する際にも心配になりますよね?
新卒ならともかく転職なら前職の経験が重視されて学歴はどうでもよくないか?と思うかもしれません。
そこで、転職する際は企業はどこまで学歴を見るのか?について紹介します。
転職で企業はどうして学歴を重視するのか?
企業が学歴を重視するかどうかは企業の規模や業界によっても異なります。
たとえば大企業になると新卒も有名な大学卒が多くなる関係上、最終学歴つまり「どこの大学出身か?」を気にする会社も多くなります。
逆に中小企業になると学歴よりも前職までの実務経験やスキルを重視する傾向があります。
ではなぜ学歴を見るのかというと、出身大学によってその人の基本的な学力のレベルが推し量れるからです。
また書類選考の足切りの基準として使う場合もあるし、企業にとっても一流大学出身者が多いと社員の採用にも有利に働きます。
同じ大学にいるからといって全員が頭の回転が早かったり記憶力が優れているとか論理的な思考ができるとは限らないのですが、少なくとも入学試験を突破するだけの学力があったという判断にはなります。
特に人気企業、大企業になると応募も殺到するので、履歴書だけさっと見て人数を絞ることは多いです。
その際に、一流大学ならばとりあえず通しておくかと思うし、そうでない大学の場合は落とす可能性もあります。
一人ひとり面接している時間がないなら、書類だけで選考せざるをえない事情もあるので、学歴が重視されるのも仕方ありませんね。
転職では何歳まで学歴を見られるのか?
さすがに40代50代になれば学歴うんぬんよりも、それまでの実務経験の方が重視されるでしょう。
でも経験がない新卒や経験が浅い第二新卒になると学歴を見ている傾向があるようです。
問題はその中間の年齢層です。一応の目安としては30歳ぐらいまでは学歴もけっこう見られているようです。
ただしブランド主義的な企業の場合、学歴はいつまでたっても重視されるようですが。
逆に高学歴だからといっていつまでも転職で有利になるとは思わない方がよいでしょう。
30歳を過ぎたら学歴よりも実務経験が重視されるので、油断せずにいた方がいいですね。
学歴不問の業界、職種はあるの?
学歴を重視する業界もあれば、学歴を重視しない業界もあります。
ではどんな企業、業界が学歴を重視しているのでしょうか?
まずは誰でも名前を知っているような有名な企業、大手企業が該当します。
要は応募が殺到するから学歴で足切りするようなところです。他にも金融や商社、コンサル系、大手IT系などもそうです。
逆に人手不足な業界は一人でも多くの人と面接したいと考えているので求人の際も学歴不問と書いていることが多いです。
また業界で言うと、人材系、不動産系、保険、教育、サービス系、飲食系などは学歴はあまり重視されません。
またスキルが重視される業界ならスキルさえあれば学歴はあまり重視されない傾向があります。
学歴に自信がない場合はどうやって転職すればいい?
学歴が低いと転職先を選ぶ際にも不利になることが多く、選択肢の幅は狭まります。
行きたい会社があっても学歴が低いせいで行けないこともあるでしょう。
でも自分の目指す目標がはっきりしているなら、地道にキャリアを積み重ねていけば次の次の転職で自分に合った企業に転職できる可能性が高まります。
大事なのは、自分がやりたいこと、将来どうなっていたのか、をはっきりさせることです。
そのためには逆算してどうすればいいのかを考えること。
こうした自分の軸さえしっかりしていれば転職先でミスマッチを起こすこともないし、自分に合った企業選びができるようになります。
まとめ
学歴に自信がない場合、企業や業界によっては不利になることも多くなりますが、企業によって自分の人生が決まるわけではありません。
大事なのはしっかり自己分析して自分のやりたいことを明確にし、目指す将来像から逆算して必要なスキルを習得したり、経験を積むことです。
そうやって目の前の仕事に全力で取り組み続ければ道は開けてくるし転職して自分に合う企業で仕事をすることもできるでしょう。
学歴がないからといって腐らないで、やるべきことをしっかりやりましょう。