社会人になって数年働くと現実が見えてきて、隣の芝生が青く見えだします。
今辞めると第二新卒になるけど、もっと大手の企業に転職できないかな？と転職を希望する人も。
そこで、第二新卒でも大手企業に転職できるのか？転職を成功させるコツについて紹介します。
第二新卒でも大手企業に転職できるのか？
第二新卒の方が大手企業に転職できるのかどうかで言えば「可能」です。
なぜなら今は売り手市場で、大企業でも採用に苦労してるからです。
新卒で入っても３割は辞めていくと言われているので、今は第二新卒にも歓迎ムードで追い風が吹いているのです。
でも第二新卒だとそんなに実績ないけど大丈夫なの？と不安に思うかもしれません。
大手企業に限らず、第二新卒はそれほど実績は重視されていません。数年くらいじゃたいして実績は挙げられないだろうから、そもそも期待していません。
第二新卒の場合、新卒と同じように地頭の良さとかポテンシャル、そして社会人経験があることから最低限のビジネスマナー、新しい環境に適応できる素直さが求められています。
応募者が多い場合、ポテンシャルを見るために学歴フィルターで判断することもありますが、全てがそうではありません。
婚活で例えるとバツイチのようなもので、結婚生活というものを分かってるし、少なくとも一度は異性と結婚できるほどの魅力があると判断されます。
第二新卒も一応社会というものを経験しているし、企業に就職していたことである程度のポテンシャルもあると判断されるでしょう。
ただしあまり会社を選びすぎるとかえって転職できなくなります。追い風は吹いているから有利ではあるけど、絶対ではないので注意しましょう。
第二新卒でも転職を成功させるコツとは？
第二新卒が転職を成功させるコツについて紹介します。
１．前職の退職理由を明確にする
必ず面接で聞かれるのが前の会社をなぜ辞めたのか、です。
退職理由が後ろ向きなものであった場合、入社してもすぐ辞めてしまうのでは？と疑いを持たれてしまいます。
特に第二新卒の場合、入社して数年で辞めています。何十年も社会人として働き続けている人から見ると「考えが甘い」とか「根性がない」とみなされてもおかしくありません。
それだけに退職理由は大事です。できればポジティブな理由が望ましいです。
辞める原因があるから辞めたという単純な流れではなく、まずやりたいこと、将来のビジョンが先にあり、前の会社でもそれを実現すべく努力していたこと。
問題があり、できるだけ改善しようと努力したものの、改善できなかったので転職を決めた、という流れが望ましいです。
ただ不満を言うだけでは本人の仕事に取り組む姿勢に問題があると思われてしまいます。
そのためにはまず自己分析が必要です。
自分は何をやりたいのか、将来どうなりたいのか、なぜ前の会社を辞める必要があったのか、自分の仕事に取り組む姿勢に問題はなかったか、など。
そういう分析をした後に、反省するべきところはしっかり反省し、前向きに改善していくことが求められています。
２．会社選びを慎重に行う
一度会社を辞めたということは、会社選びを間違えたということです。
そこでなぜ失敗したいのか、しっかり理解していないと、また同じ過ちを犯してしまいます。
最初の就活では見るべき視野が狭かったり、企業について何を見ればいいのかが分からなかったり、リサーチ不足があったことでしょう。
でも一度社会人経験をしているので今度は分かるはずです。最初の就活時とは見るべきところも変わってくるでしょう。
会社選びも以前とは違った視点を意識してよく選ぶようにしましょう。
３．ビジネスマナーはできて当たり前
第二新卒の採用のいいところは、社会人としてのビジネスマナーを一から教えなくてもよい点です。
ということは第二新卒の転職ではそういうのは出来て当たり前と思われています。
入社後の研修も新卒ほど丁寧にしてくれないので、もし不安があるなら事前にしっかりおさらいしておくとよいでしょう。
まとめ
第二新卒が大手企業に転職できるかどうか、そして成功させるためのコツについて紹介しました。
成功するコツで退職理由を明確にすること、自己分析することが大事と言いましたが、一人でやっているとそれが合っているのか分かりづらいものです。
そこでおすすめしたいのが、転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーから客観的なアドバイスをもらうことです。
彼らは転職のプロなので企業側の目線から指導してもらえます。履歴書の対策もしてくれるのでぜひ活用しましょう。