転職の準備をする時はまず何から始めればいいか迷いますよね?
職種や業界はどう選べばいいか?始める前にやっておいた方がいいことは何か?
失敗しないために気をつけるべき点は?など転職初心者の悩みに答えます。
初めての転職で準備しておいた方がいいことは?
まずやるべきことは以下の6つです。
1.自己分析を行う 2.希望する業界について調べる 3.希望する会社のリストを作る 4.複数の転職サイトに登録する 5.履歴書・職務経歴書を作る 6.筆記試験・面接対策をする |
以下、詳しく解説していきます。
1.自己分析を行う
まずやるべきことは自分のこれまでの仕事や経験を振り返ることです。
紙でもパソコンやスマホでもいいから、今まで経験してきた仕事、自分のできること、強みなどを思いつくままに書き出してみましょう。
自分では当たり前と思っていても、違う業種の人からすると貴重な経験や特技を持っていると映ることがあります。
これから希望する職種・業界を選ぶ上でもおおいに参考になります。
また職務経歴書を書く前に整理できるし、実際の面接でも面接官からいろいろ突っ込まれてもいいようにしておくことが大事です。
2.希望する業界について調べる
自己分析でこれまでの経験や仕事を振り返ったら、今度は転職先や業界の研究です。
同じ業界で転職するなら大丈夫ですが、違う業界を希望する場合、きちんと現状を把握しておかないといけません。
希望する業界の会社のホームページを隅から隅まで読み込んだり、ネット検索で業界を調べたり、本を読むのも参考になります。
なぜ自分がその業界を志望するのかきちんと答えられないと面接でもマイナスポイントになりかねません。
3.希望する会社のリストを作る
希望する業界が決まったら、次は転職先を具体的に決めていきます。
面接ではなぜこの会社を志望するのか具体的に答えられないといけません。
そのためには自分のこだわりについて整理しておくといいです。
こだわりとは例えば、
・前の会社では○○の不満があったが△△をやりたいと思っていた
・今まで保守的な会社にいたけど、もっと自由な社風の会社がいい
・もっとお客さんの役に立っていると実感できる仕事がいい
など、不平不満ではなく、もっと新しいことにチャレンジしたい意欲が見えるといいでしょう。
4.複数の転職サイトに登録する
いくら転職先が決まっても、実際に求人がなければ転職することはできません。
まずはいくつかの求人サイトに登録して実際にどんな求人があるのかチェックしてみましょう。
大手のリクルートやパソナから中小までいろいろな求人サイトがあり、サイトによって求人に偏りや特徴があったりします。
登録するメリットとしては多くの求人を見ることで給料や福利厚生などの相場観が養われること。
また、気軽に応募できるし、職務経歴書などを書いておけば求人企業からスカウトが来ることもあります。
ただし、求人サイトの情報に全てが載っているわけではないので、公式ホームページなどもきちんと見ておく方がよいでしょう。
広告のキャッチコピーで煽ってることもあるので、実際は違うこともあるので注意が必要です。
5.履歴書・職務経歴書を作る
昔は用紙を買って記入してましたが、最近ではエクセルなどデータで作ってやりとりすることが多くなっています。
書式などもテンプレートを探せば簡単に見つかるので、それに当てはめて書いていけば誰でもある程度はすぐ書くことができます。
ただし、見る人が好印象を持つように書くにはコツも必要もあるので、いろんなサンプルを見ながら自分なりに何度も書いてみるとよいでしょう。
6.筆記試験・面接対策をする
転職だから面接だけでいいわけではなく、筆記試験もあるところが多いです。
筆記試験はリクルートのSPIが使用されることが多いですが、点数次第では面接前に足切りにあうこともあります。
ただし内容的には中学レベルと言われており、それほど難しくありません。
でも回答方式には慣れておく方がいいので勉強がてら参考書を1冊買っておくとよいでしょう。
面接は大卒の就活ほど何度も回数があるわけではありませんが、それでも2~3回はある上に、要求されるレベルも高くなるので事前の準備が欠かせません。
一番よい対策方法は転職サイトのエージェントにみてもらうことです。
彼らは転職のプロフェッショナルなので下手に知人友人にみてもらうよりはよっぽど参考になります。
その業界ではどんな人材が求められているのか熟知しているので面接のポイントも抑えていますよ。
転職で失敗しないポイントとは?
いわゆる転職の失敗あるあると言われるものがあります。例えば、
・同じような会社を選んでしまう
・無理めな会社を選んでしまう
・転職が決まる前に退社してしまう
・ムリな転職活動で現職に支障が出る
・内定もらった企業に決めきれず辞退
など。以下、詳しく解説します。
同じような会社を選んでしまう
転職するのは現在の会社や仕事に不満があるからです。
ではなぜそんな会社を選んでしまったのか?そこをしっかり反省しておかないと、また同じような会社を選んでしまう可能性が高くなります。
しっかり反省できれば次回の会社選びに活かすことができます。
例えばブラックな会社に入って失敗したとしても、会社が悪かったと思うのではなく、そんな会社を選んだ自分に責任があるわけです。
では、なぜそんな会社を選んでしまったのか?そこを反省しないと同じ失敗を繰り返すことになります。
無理めな会社を選んでしまう
新卒の採用なら、経験や特技などがない真っ白な人材でもよいですが、中途採用では即戦力が求められます。
転職ではそれまでの経験や特技を求められます。応募先の会社で求めるレベルにほど遠いのに新卒の就活感覚でいくら応募しても決して採用されることはないでしょう。
もし希望する会社の求めるレベルまで差があるなら、間にもう1社を挟んで経験を積むくらいの覚悟が必要になります。
転職が決まる前に退社してしまう
これくらいの期間で転職が決まるだろうと勝手に予測して今の会社を辞めたけど、なかなか決まらなくて生活費が足りなくなってきた・・・なんてことがあります。
独身ならともかく家庭があり子供がいるといろいろお金がかかります。住宅ローンの返済や保険代、子供の塾代など無職の期間中はお金が減るばかりです。
できることなら働きながら転職活動を続けていくのがベストです。
それにその方が気持ちにも余裕ができるから転職活動にもよいでしょう。
ムリな転職活動で現職に支障が出る
求人に応募すると面接の連絡がきて面接に行くことになります。
もし一度に大量の求人にエントリーしてしまうと一斉に連絡がきて、面接の予定が集中することになります。
面接の前にはその会社の研究をする時間だって必要だし、今の仕事に支障が出る可能性も高いです。
あまり集中しないように応募する数をコントロールしましょう。
内定もらった企業に決めきれず辞退
応募して内定をもらった場合、回答期限があります。
まだ他に受けたい企業がある場合、期限が来て泣く泣く辞退するハメになりかねません。
先に企業を絞り込みすぎないで、5~6社くらいは選択肢として残しておく方がよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?転職活動を始める前に準備しておいた方がよいことや、失敗しないためのポイントを紹介しました。
上手に転職活動を進めるには転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーを活用することがおすすめです。
彼らは常にプロの目線から判断してくれるので転職活動で不安な時でも心強い味方になります。
一人で転職して就職できたとしても、入社後にそんなはずじゃなかったのにというミスマッチは起こりえます。
そんな失敗をしないためには第三者の目線は欠かせません。ぜひ転職エージェントに登録しておきましょう。