営業から事務へ転職。志望動機はどうする?

事務職

営業で働いていてキツくて辞めたいから事務系のお仕事へ転職したいと考える人は多くいます。

でも志望動機とか何て書けばよいのでしょうか?

営業がキツかったので、楽そうな事務がしたい、という本音が見透かされては採用されないでしょう。

また実際のところ営業から事務って転職できるのでしょうか?

そこで志望動機の書き方や営業から事務への転職の難易度、そして事務に必須のスキルなどを紹介します。

営業から事務への転職の難易度は?

無理

はっきり言うとそう簡単ではないです。

求人の割合を見ても、営業職が圧倒的で、事務系は逆に少ないですよね?

求人自体が少ないのだから、転職が難しいのも当然です。

事務系から事務系なら普通の転職だけど、わざわざ営業から事務に転職するとなると、企業側も「本当に仕事できるの?」と不安を感じてしまうでしょう。

たいていの企業では事務系の職場は女性の比率が高いです。逆に営業では男性の比率が高いです。

つまりあなたが女性なら事務系への転職はまだ可能性がありますが、あえて営業職だった男性を事務職として採用するなら、それなりの理由が必要です。

よほどのスキルや専門的知識があるなら大丈夫でしょう。しかしそれがないなら、事務への転職はかなり厳しいです。

事務職の仕事ってどんな感じ?

派遣とは

事務といっても、細かく分けるといろいろあります。

世間のイメージの事務といえば総務のお仕事が近いかもしれません。

総務以外にも経理、人事、法務、営業事務なども事務系のお仕事と言えます。

専門的な知識が必要な仕事は大卒で入った正社員が担当し、それ以外の雑多な仕事、ルーティーンな仕事は正社員以外で入った契約社員やパートの若い女性が担当するケースが多いです。

前職で近い仕事をしていれば、すんなりと事務系の仕事に就ける可能性は高いですね。

しかし営業と事務では業務内容が全然異なるので、あえて転職で入った前職が営業の人を事務に回すようなことはあまりないといえます。

それだったら、他部署を経験した正社員を事務に回す方が会社のことも分かっているので効率的です。

事務職に求められるものとは?

女性の職場

事務のお仕事にはどんな人が向いているのでしょうか?またどんなスキルが必要とされるのでしょうか?

1.ルーティーンワークが苦にならない

数字で成果が現れる営業の仕事と比べると、事務の仕事は成果が目に見えにくいのが大きな違いです。

その上に、日々のルーティーンな業務を淡々とこなす必要があります。

営業と比べるとさぞかし達成感が得られなくてガックリくることでしょう。

でも事務職が向いている人って、こういう地味な仕事をこなすのが案外好きだったりします。

書類を大量のコピーして、仕分けしてホッチキスで閉じるような作業でも、効率的にやることにやりがいを見出したりします。

 

2.サポート業務が苦にならない

事務のお仕事は、社内で花形とも言える営業と比べると、それらを支えるお仕事といえます。

営業職の社員が気持ちよく働けるようにサポートすることに喜びが見いだせないと、事務の仕事をしていても辛いでしょう。

自分が主役になって目立ちたい人には向いてないと思われます。

 

3.そこそこのPCスキルがある

プログラミングの知識とかはいらないですが、エクセルやワードはよく使うので、これらを使いこなせることは必須です。

プレゼンするならパワーポイントなども使えるといいでしょう。

場合によってはホームページをいじったりするかもしれないので、最低限のネットスキルは知っておいて損はないでしょう。

 

営業から事務に転職するなら志望動機はどうする?

納得

営業が辛いから、その裏返しの理由で、楽だから事務に転職したい、というのはおそらく本音でしょう。

でもそれを言ったらどこも採用してくれません。だから志望動機は考える必要があります。

事務の仕事で将来自分はどうなりたいか、何をやりたいのか、将来的なビジョンをまず考えましょう。

そして、そこから逆算して、そのためには今何をやる必要があるのか、何が不足しているのか、などを考えます。

できれば自分のやりたいことと、転職先の企業の向かう先が一致していると、志望動機にも説得力が生まれるでしょう。

営業から事務に転職するなら面接はどうする?

第二新卒

面接官が聞きたいことは分かっています。

「なぜわざわざ営業から事務へ転職したいのか?」

「事務職をやるだけの資質やスキルは本当にあるのか?」

です。

それらを語る上で欠かせないのが前職の営業での経験です。

ノルマがきつかったとか、残業が多くて大変だった、など少しでも後ろ向きの言葉が出ると、「営業がイヤだから事務をやりたいんだな」と思われます。

営業で身につけた経験を他でも活かしたいなど、前向きな理由が必要です。

営業が向いていないから事務がいい、というのも禁句です。営業が向いていないとなるとコミュニケーション能力が低いと疑われてしまいます。

営業でも十分な実績を残せている上で、より自分を活かせる分野を志した、という感じがいいでしょう。

また、体力勝負の営業マンが地味な事務の仕事を本当にできるのか?と疑われているので、「人を支えるのが好き」とか「臨機応変に対応できる」、「パソコンは普段からよく使っている」などアピールする必要があります。

まとめ

営業から事務への転職が難しい理由と、志望動機や面接ではどうするべきかについて紹介しました。

しかし、事務の求人自体が少ないので探すのも大変です。そこで活用してほしいのが転職エージェントです。

転職エージェントは非公開求人をたくさん抱えています。さらに履歴書や職務経歴書の書き方の指導や面接対策まで行ってくれます。

登録したら必ず転職しないといけないわけではないので、気軽な気持ちで相談に乗ってもらうとよいでしょう。