転職を考えているけど、ハローワークと転職サイト、どっちを使った方がよいのでしょうか?
また2つは何がどう違うのでしょうか?
そこでハローワークと転職サイトについて質や量、地域などいろいろと比較してみました。
ハローワークと転職サイトの基本的な違い
ハローワークは国が運営する事業であり、転職サイトは企業が運営するサイトです。
どちらも無料で利用できますが、転職サイトは求人を出す企業から掲載手数料をもらうことでビジネスを運営しています。
ハローワークの場合、PCやスマホを持っていなくても利用できますが、手続きには直接ハローワークまで行く必要があります。
利用時間も決まっており、平日の朝は8時半から夕方の5時15分(事業所により異なる)までです。
なおハローワークにはWEBサイトもありますが、公開されてる求人は企業が公開を許可したものに限られ、全てを見ることはできません。
一方、転職サイトはWEBサイトなので24時間いつでも利用できるし、パソコンやスマホでどこからでも利用できます。
ただし登録はWEBサイト経由なのでパソコンやスマホを持っていない人は利用できません。
ハローワークと転職サイトの量と質の違いは?
求人数で比べるとハローワークの求人数は130万以上ありますが、転職サイトは最大手でも10万件あればいい方です。
量で比較すればハローワークの圧勝です。
次に質ですが、高年収の仕事を質が高いとすると、ハローワークよりも転職サイトの方が高年収の仕事の割合が高くなっています。
理由としては、ハローワークは無料で出せますが、転職サイトは掲載するのにお金がかかります。
採用にお金を出せるということは人材採用に積極的で前向きであることを示しています。
必然的によい求人は転職サイトの方が多くなっています。
ハローワークと転職サイトで手続きが簡単なのは?
これは転職サイトが圧勝です。
転職サイトならそれこそ自宅で寝転がっていてもスマホで簡単に登録できます。
しかしハローワークの場合、各地域の事業所まで足を運んで企業への紹介状をもらう必要があります。
しかも利用時間が平日の朝から夕方までなので現在働いている人はなかなか行くことができません。(土日利用可、夜間利用可の事業所もあります)
またハローワークはいつも混雑しており、手続きには待ち時間も発生してしまいます。
ハローワークと転職サイトで気軽に相談できるのは?
これはハローワークの圧勝です。
転職サイトは情報が載っているけど基本的に相談はできません。
もしできるとしたら、企業に直接問い合わせることしかできません。
一方、ハローワークは職業相談や個別相談なで求職活動の仕方から面接の受け方、希望の求人を一緒に探してもらえます。
転職活動で不安なときにちょっと相談に乗ってもらえるのはハローワークの方ですね。
ハローワークと転職サイトでより地域密着なのはどっち?
これはハローワークの圧勝です。
転職サイトはその性質上、都心部の求人は多く、地方の求人は少ない傾向があります。
しかしハローワークは国が運営する事業で、全国で550箇所以上あります。どの地域にも必ずあるので、たとえ地方でも安心して利用することができます。
地元で働きたいという方には転職サイトよりもハローワークの方がよいかもしれません。
まとめ
ハローワークと転職サイトの違いについていろいろ比較して紹介しました。
どちらにもメリットやデメリットがあり、向いている人も違います。
地域で働きたい人、中高年の方はハローワークで、都会で働きたい人、若い人は転職サイトが良いでしょう。
ハローワークや転職サイト以外にもう一つおすすめなのが転職エージェントです。
登録すると担当者がつき電話や面談でいろいろ相談することができます。
中には公開していない非公開求人も多く抱えており、希望に合った企業を紹介してもらえます。
ぜひ活用してみましょう。