営業職って労働時間が長かったり接待があったりいろいろ大変そうですよね?
だから「営業職ってブラックなの?」と思いがちですが本当にそうでしょうか?
また実際に激務になりやすい業界があるとしたらどんな業界でしょうか?
そこで営業職はブラックなのか、また激務になりやすいブラックな業界について紹介します。
営業職は本当にブラックが多いのか?
これは一部正解ですが、全ての営業職には当てはまりません。
営業といっても相手が法人か個人かによって違うし、新規営業なのか既存営業なのかによっても変わります。
たとえば法人相手なら個人のセールストークよりも自社のサービスの力で営業が成り立つので比較的働きやすいです。
また既存営業ならすでに取引のある相手に対して提案を行っていったり要望に応えるだけなので働きやすいです。
たとえば自動車とか機械、部品、化学、食品メーカーなどは法人相手の既存営業なので離職率も低く働きやすい環境と言えます。
注意すべきなのは個人相手の新規営業です。
いわゆる1日に何百件も電話してアポイントメントをとったり、朝から晩まで飛び込みの訪問営業をするような業界は肉体的にも精神的にも激務になりやすく、ブラックです。
たとえば金融なら証券会社とか、不動産なら投資用マンションの販売とか、保険の営業もアポの予定が休日に入りやすく、プライベートの時間に営業することがあり、激務になりやすいです。
またノルマ達成に応じて給料が決まる歩合制なのでやりがいがある反面、常にノルマに追われることになります。
ブラック会社の定義って具体的に何?
よく「ブラック会社」って言いますが、具体的に何がどうだとブラックなのかはみんな曖昧なまま使っていることが多いように見えます。
そこで以下に特徴を列記してみました。
1.長時間労働
労働基準法によると休憩をのぞく労働時間は一週間で40時間であり、1日8時間と決まっており、それ以上は時間外勤務になります。
労働組合があるような大企業であれば労使協定でこの辺はきちっとしてますが、小さい企業だとその辺は暗黙の了解でサービス残業が当たり前だったりします。
残業をつけていいのは月何時間と決まってるから、それ以上の残業はカウントされないとか、そもそも時間外手当の規約すらないないところもあるでしょう。
2.休みが取れない
会社が決めている休みがそもそも少ない場合もあれば、休みはあるけど仕事の都合で思うように取れない場合もあります。
飲食業界だと土日勤務は当たり前だし、週1回の休みがあればまだマシな方かもしれません。
ただし、そういう勤務が続くと、大事な友人の結婚式にも出席できない、とか同窓会に行けない、家族旅行の予定が立たないなどの不都合が生まれやすく、ストレスを抱えることになります。
3.賞与が少ない
大企業だと賞与が年2回、夏・冬合わせて4ヶ月とか5ヶ月分が多いですが、中小企業だとそうは行きません。
賞与があっても夏・冬各1ヶ月とか、年に1回のこともあります。
また会社の業績に影響されるので、業績が悪いと金額が下がる可能性もあります。
ボーナスを楽しみに仕事を頑張ってるのに、その賞与が少ないと不満も溜まりますよね?
4.退職する人が多い
ブラックな会社は当然ながら辞める人も多く、常に人手不足の状態が続いており、仕事が忙しすぎたりして、それが原因でまた辞める人も出てきます。
5.パワハラがある
パワハラが原因で自殺するサラリーマンのニュースもあるくらいで、社内でパワハラが横行しているようだと社員もすぐ辞めるし、ブラックな会社といえます。
一人の上司がパワハラなだけなら上層部に訴え出れば改善の可能性もありますが、会社全体がパワハラ体質の場合、改善の見込みがなく絶望的にブラックです。
まとめ
営業職がブラックと言われることや、ブラック会社の特徴について紹介しました。
求人情報に載っている給料とか労働時間、残業、有給休暇などはあまりあてにはなりません。
法律違反するわけにもいかないし、本当のことを書いたら誰も応募してこないからです。
だからこそ、応募する側は面接でしっかりとそれが本当かどうか確認しないといけません。
営業はやりがいがある反面、激務になりやすくブラックな一面はありますが、全ての営業がそうではありません。
もし営業職に転職を考えているなら、事前に情報を集めてよく検討することです。
その際に転職エージェントに登録しておくと、キャリアアドバイザーに相談できるので心強いでしょう。