ホワイト企業の見分け方~転職活動のポイントは?

ホワイト企業

せっかく転職するのにブラック企業には入りたくないですよね?

誰だってできればホワイト企業に転職したいはず。

でも転職サイトの求人票では情報が少なすぎて正直、ブラックかどうかは分かりません。

そこでホワイト企業の見分け方とその特徴について紹介します。

ホワイト企業ってどんな企業のこと?

大企業

世の中、ブラック企業についてはイメージがつきやすいですが、ホワイト企業となると、人によってホワイトと思う部分が違うため、その実像に一貫性がなかったりします。

ではホワイト企業とはどんな企業を指すのでしょうか?

一般的には社員の肉体的・精神的な健康についてとても配慮している企業がそうだと思われます。

では具体的には?ということで、いくつか基準となりそうなポイントについて紹介します。

 

1.残業が少ない

ブラック企業といえば残業が多いイメージがあるから、その反対のホワイト企業は当然、残業が少ないことが挙げられます。

ではどのくらいの残業時間なら少ないと言えるのか?

厚労省の統計調査ではホワイト企業の残業時間は約10時間と発表されています。

でもこれは企業側が報告した数字であり、実情がそのとおりとは限りません。

そこでチェックしたいのが転職の口コミサイト。実際に働いている人が書き込んでいるのでより実情に近い情報が分かります。

 

2.休みが多い

ホワイト企業といえば休みが多いことも特徴です。

一般的な企業の年間休日はだいたい110日前後ですが、ホワイト企業の年間休日の目安は125日と言われています。

計算してみると、完全週休二日制なら1年間(53週)で106日、祝日が15日、年始年末やお盆休みで5~6日あるとすると約125日になります。

休みが多いことは大事ですが、もし休日残業が当たり前の社風だったら意味がないので、口コミサイトでも一応確認しておくべきでしょう。

 

3.福利厚生がしっかりしてる

福利厚生といっても社会保険などの法定福利厚生はあって当たり前なので、企業が独自に提供する法定外福利厚生の方に注目します。

福利厚生といって思い浮かぶのは慶弔の際にお金が貰えたり、住宅手当や社宅・寮、財形貯蓄や持ち株制度、趣味系のレクリエーションの補助などがあります。

これらは必ずしも企業のHPに掲載されているとは限らないので口コミサイトで確認しておきましょう。

 

4.女性が働きやすい環境

企業規模が小さいと育休制度や産休制度などが整っておらず、女性にとって休みづらく働きづらい環境なことがあります。

そこで、女性が就職し、産休や育休がしっかり取れて、また職場復帰できる環境が整えられているかはとても大事です。

結婚して出産すると会社にいづらくなり、辞めてしまうようでは女性にとって安心して働き続けられないですよね?

できれば職場にモデルとなるような子育て中の女性が在籍していれば女性にとってある意味目安になりますね。

 

5.教育研修制度があるか

教育制度、研修制度がしっかりある会社は、社員を長期的に育てる意思があり、大事に扱っていると判断できます。

新人研修だけでなく、キャリアアップのための社内研修だったり、外部のセミナーに参加できたり、教育の機会に恵まれていれば安心して働けますよね?

実際のところ、社員を教育するのはお金がかかるので、小さい規模の会社だと職場の先輩から教えらもらうだけのところも多いです。

教育制度、研修制度があるかどうかはホワイト企業としての目安といえるでしょう。

ホワイト企業の見分け方とは?

ホワイト企業

1.規模の大きさ=ホワイトとは限らない

大企業なら=ホワイト企業かというと、そんなことはありません。

なぜなら、ホワイトかブラックかは業種によるところも大きいからです。

たとえば、飲食業界の場合、人手不足で社員がギリギリで回しているところが多く、休日もとりづらかったりします。

しかもお店の営業時間に合わせて長時間勤務やサービス残業にもなりやすいです。

過去にニュースでブラック企業として話題になったことがある会社の業界は気をつけた方がいいかもしれません。

他にも個人のお客さん相手の商売では休みがあったとしても週に1日くらいで、それに合わせて社員の休日も少なくなりがちです。

下請け企業もそうですが、お客さんの都合に振り回されやすい業界はブラックになりやすいです。

逆に企業相手に取引して、利益率が高く、自社の商品をもっているような会社はホワイトになりやすいですね。

大企業はたしかに福利厚生などが恵まれていたり、休日も多かったりと安心できる部分はありますが、それだけではホワイトとは言えません。

たとえばパワハラやセクハラがあるような会社だったら困りますよね?

派閥争いや人間関係で苦労するような会社もホワイトとは呼べません。

一方、規模は小さいけど利益率の高い商品を扱っていて、福利厚生や社員教育にお金を使える会社の方がホワイトの可能性もあります。

規模の大きさ=ホワイトとは限らないので気をつけましょう。

 

2.離職率が低い

転職サイトでいつも必ず求人を出している会社ってありませんか?

ああいう会社は離職率が高いために求人を出さざるを得ないからです。つまりブラックの可能性が高いです。

逆に人手が足りていて、離職率も低い会社の場合、求人募集する機会が少ないので転職サイトでは目にする機会が少ないとも言えます。

まとめ

ホワイト企業かどうかの基準は人それぞれなので、何が自分にとってブラックな要素なのかをまず確認しましょう。

そのうえでどんな企業がいいのか自分なりに判断基準を設けて転職活動すれば自分に合った会社が見つかる可能性は高いでしょう。

もし見つかるかどうか不安があるなら転職エージェントに登録してアドバイスをもらうとよいでしょう。

転職サイトでは分からない情報をたくさん持っているので参考になるし、非公開求人の中から自分に合った企業を紹介してもらえる可能性が高いですよ。