世間の人が持つ営業のイメージって何でしょうか?
だいたいが忙しそうに顧客のところを駆け回る感じですよね?
でも、もし営業職に転職するならどんなお仕事なのか正しく知っておく必要があります。
また営業といっても奥が深く、種類はいろいろあります。
そこで営業職に転職を考えている方のために営業の種類と必要とされるスキルについて紹介します。
営業スタイルの違いとは?
営業は何を扱うかだけでなく、どんなスタイルの営業か、というのも大きな違いになっています。
営業スタイルには大きく分けて新規営業、ルート営業、深耕営業の3つの種類があります。
1.新規営業
たとえば飛び込みセールスとかアポイントメントの電話営業のように1日に何十件、何百件も訪問したり電話して、毎日新しい契約をとるのが新規営業のお仕事です。
何件も続けて振られることはザラなので、精神的なタフさも要求されます。
成果が数字で出るし、歩合給になっていることも多いので、やりがいがある反面、ストレスも溜まりやすいです。
しかしゼロからの開拓をしたという達成感にはやりがいを感じやすいでしょう。
2.ルート営業
毎日決まった顧客の元を周り、商品を届けたり、何か要望がないか御用聞きみたいな仕事をします。
どちらかというとルーティーンな仕事なので仕事に飽きやすく、精神的な忍耐力が要求されます。
新しい契約を取る必要はありませんが、歩合給ではないので、安定収入がほしい方には向いているかもしれません。
3.深耕営業
すでに契約をしているお客さんに対して、さらなる提案していくお仕事です。
新規営業ほど大変ではないが、相手の潜在的なニーズを汲み取り、さらに買ってもらうための提案力やコミュニケーション力は求められます。
営業で何を売るかの違いとは?
営業だからといって必ずしもモノを売るとは限りません。サービスを売ることだってあります。
分類上、モノを売る営業を有形商材営業、モノ以外の形のないものを売る営業を無形商材営業と呼びます。
有形商材だと車は家電、生活用品、家も該当します。無形商材だと人材紹介、広告運用、保険、ネット回線など。
どちらもそれぞれの特徴を掴んで売り込みをする能力が必要です。
また、対象となる顧客によって個人営業か法人営業かの違いもあります。
営業に必要とされるスキルとは?
営業の種類によっても異なりますが、共通しているのは顧客の潜在的ニーズを捉えて、適切な提案をする能力です。
裸足の国で靴を売る商人の話がありますが、お客が不要と思ってるものでもほしいと思わせて買わせる力が求められます。
そのためには顧客に興味を持ち、深く理解するなどコミュニケーション能力が欠かせません。
相手に対してどれだけ強く興味を持てるかが大事になってくるので、人間に対する好奇心の強い方の方が向いていると言えます。
顧客をどうしたら自社の商品で幸せにできるか、満足させられるか考え続け、提案をし続けることが大事ですね。
提案力もコミュニケーション力も、営業として働き始めれば身につきます。だから一番大事なのは何かといえば、顧客に対する強い好奇心かもしれません。
まとめ
営業の種類や求められるスキルについて紹介しました。
営業は辛いからイヤという人も多いと思いますが、営業で必要とされる能力はどんな仕事にも欠かせないし活かせるものです。
だから転職するなら営業は一度は経験しておいた方がいいと言えます。
営業職は未経験から転職するのにハードルが低いため、転職しやすいし、最低3年は営業を経験すれば立派な実務経験になるので将来的にもやっておくべきでしょう。
ただし自分にどの会社の営業が合うのかは探すのがなかなか大変なので、転職エージェントに登録して相談に乗ってもらうのがおすすめです。
転職エージェントには非公開求人がたくさんあり、表には出てこない求人を紹介してもらえます。
またキャリアアドバイザーに履歴書の添削、面接対策などもしてもらえるのでおおいに助けになりますよ。