看護師の面接でよく聞かれる内容と対策

看護師の面接でよく聞かれる内容と対策

 

看護師の面接では病院から何が聞かれるんだろう?
対策はどうすればいい?など就職や転職で不安になることが多いと思います。
そこで面接で失敗しないために、事例を踏まえて対策方法を紹介していきます。

 

面接を受ける前に

面接を受ける前に気になるのは、服装や髪型、髪色です。
服装に関してはスーツが基本です。
新卒の方はリクルートスーツが無難ですが、転職する場合は非常勤であっても新しくスーツを用意する方が良いでしょう。
清潔感が出れば安くても問題ありません。黒、紺、グレーなどの暗めの色にすることが大事です。

 

髪型に関しては、ロングでもショートでもボブでも問題ありません。
清潔感が大事ですので、お辞儀をした時に顔に髪が掛からないようにピンで固定しましょう。

 

髪色に関しては、地毛であれば問題ありません。染める場合は、黒かナチュラルブラウンが良いでしょう。

 

 

面接で聞かれる質問と対策

面接時間はだいたい10分以内で終わることがほとんどです。
質問内容も決まっていることも多いので、回答も事前に用意しておくと安心です。
看護師はコミュニケーションが大事ですが、言葉に詰まることもあるかもしれません。
しかし面接では誠実さと看護師として患者と向き合う姿勢を見るので、緊張しすぎないようにしましょう。

 

1.なぜ看護師を目指したのですか?医師ではダメだったのですか?
目指した理由は人それぞれで、ドラマや映画がきっかけでももちろん大丈夫です。
患者と寄り添えるのは、医師よりも看護師の方が多いので、その点を説明しましょう。

 

2.あなたの看護感は?
看護感というのは、あなたにとっての看護の意味とどのように看護するか?ということです。
看護師の使命は患者の手助けをすることですので、それを踏まえて自分の考えを伝えましょう。

 

3.前の職場をなぜ退職されたのですか?
転職の場合は必ず聞かれる質問です。
給料が安かった、人間関係が悪かったなどは、印象を悪くするので絶対に答えないようにしましょう。
結婚や出産、夫の転勤、親の介護などやむを得ない事情であれば、全く問題ありません。
無難なのはスキルアップのためですが、設備の充実などスキルアップできる理由を説明できるようにしましょう。

 

4.なぜ当院で働きたいのですか?
この質問は病院にとってのメリットを踏まえて説明することが大事です。
これまでの経験してきた看護分野を活かせる点と、さらに専門性を高めることができるためなど。
見学した時の感想を詳しく説明するのもポイントです。

 

5.インシデントの経験はありますか?
インシデントは忙しい現場ではいつ起こってもおかしくありません。
経験した事実だけではなく、対応策や予防策を聞かれている質問になります。
報告書を書いたことがある場合は、再発防止の報告をしていると思います。
その内容と、看護師の中で共有して予防している点を説明しましょう。
経験がない場合は、予防策を説明するのが良いでしょう。

 

6.自己PRをお願いします
自分の長所を伝えた上で、実際にどのように活かされたかを説明します。
コミュニケーションが得意であれば、実際に患者さんやご家族に掛けられた言葉などを踏まえると良いでしょう。
気がつく方の場合は、インシデントを事前に防ぐための対策を行ったなど、経験を踏まえて説明しましょう。

 

7.最後に質問はありますか?
実はこれによって採用、不採用が決まる場合があります。
特にありません。と答えると、積極性が無いと取られることもあります。

 

 

質問するポイントは
・入職するまでに勉強しておいたほうが良いこと
・実際に採用された場合の配属先の雰囲気

 

などです。「採用された場合の前向きな質問」が大事です。
転職を何度も経験し、不採用になったことが無い方は、この最後の質問をしっかり行っていたそうです。

 

 

いかがだったでしょうか?
面接で大事なことは、具体的な経験と、新しい職場での活かし方を説明することです。
緊張しすぎて早口になったりすると、患者さんの前でもそうなのかな?と思ってしまいます。
落ち着いた雰囲気で誠実に受け答えをすればきっと採用されると思います。
上記の事例を元にしっかり準備しておきましょう。