薬剤師の正社員ならではのメリットとデメリットは?

薬剤師には正社員以外にも契約社員やパート、派遣といった働き方があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。

 

では正社員ならではのメリットやデメリットとは何でしょうか?

 

また正社員ってどんなお仕事をして、全国でどれくらいいるのか?

 

薬剤師としてキャリアアップするためにはどんな転職先を選べばいいのかについて紹介します。

 

薬剤師の正社員の業務内容って?

 

 

薬剤師の正社員のお仕事ってどのような特徴があるのでしょうか?

 

まずは業務内容から。

 

一般的なものとして

 

・調剤薬局
・ドラッグストア
・病院・クリニック
・製薬メーカー

 

などがあります。

 

他にも

 

・企業内での管理薬剤師業務
・医薬品関係の物流倉庫の管理
・品質保証業務
・治験コーディネーター
・商品の研究開発
・学術資材の企画

 

などさまざまです。

 

正社員だと難易度も職種も幅も広い特徴があります。

 

 

薬剤師の正社員で働く人って?

 

 

厚労省「医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によると薬剤師の就業者数は2016年の時点で約30万人います。

 

そのうち薬局で働く薬剤師が約17.2万、医療施設で働く薬剤師が約5.8万人います。

 

また2015年の国勢調査(総務省)によると薬剤師として働いている人は全国で23.3万人です。

 

男女割合で言うと女性が約15万人、男性が約8万人です。

 

雇用形態で言うと正社員が約11.5万人、パート・アルバイトが約6万人です。

 

 

医療施設に比べて薬局で働く薬剤師の数が近年激増している現状があります。

 

どこも薬剤師が人手不足気味で、優秀な薬剤師に来てもらうために給与も高く、福利厚生も手厚いことが多いようですね。

 

ちなみに有効求人倍率というものがありますが、薬剤師は5.77倍と全職業の中でもベスト3に入ります。

 

つまり5.77社が求人を募集しても1社しか採用できないくらい売り手市場というわけです。

 

 

薬剤師の正社員ならではのメリットとは?

 

 

薬剤師の正社員ならではのメリットとは何でしょうか?

 

メリット1:やりがいがある

 

正社員が他のパートや派遣と違うのは職種や業務の幅が広いため、やりがいが大きい点です。

 

たとえば、服薬情報を一元に管理するかかりつけ薬剤師の要件は週4日以上32時間以上の勤務ですがパートや派遣では条件を満たせません。

 

またパートや派遣が調剤業務のみなのに対し、正社員なら在宅医療なども担当することができます。

 

在宅医療とは在宅の患者さんの経過を観察したり、服薬状況を確認したりと医師や看護師との連携も要求されます。

 

難易度の高い仕事ですが、それだけにやりがいを感じるという声も多いようです。

 

薬剤師としてもっといろいろな業務を経験してみたい、という方は正社員で働くメリットが大きいと言えるでしょう。

 

 

メリット2:スキルアップの機会が多い

 

薬剤師としてのスキルを磨くための勉強会やセミナー、社員の階層別の研修などを支援する会社が増えています。

 

もちろんパートや契約社員でも機会は一部与えられていますが正社員ほどではありません。

 

統計資料によると薬剤師の教育研修の機会はパートや派遣に比べて正社員は2倍近く多いです。

 

薬剤師としてもっと活躍するには医薬品知識の習得やかかりつけ薬剤師になるための研修認定薬剤師の資格も必要です。

 

高齢化社会を考えるなら在宅医療の需要も高まることでしょう。

 

正社員ならスキルアップの機会に恵まれるというのは大きなメリットになると思います。

 

 

メリット3:産休や育休を取得しやすい

 

他のパートや派遣と比べたら、という話ですが、育休や産休、介護休暇など休暇を取得しやすいというメリットがあります。

 

派遣の場合、たとえ法律上取得できたとしても契約期間があるからそのまま終了になってしまいます。

 

その点、正社員なら育児休暇から職場復帰したら時短勤務で、と計画を立てやすくなります。

 

 

メリット4:ボーナスがもらえる

 

正社員はボーナスがもらえます。基本的に夏と冬の2回。

 

契約社員は規定によって異なりますが、正社員よりはかなり抑えられた金額です。

 

パートももらえることがありますが、お小遣い程度です。派遣はもらえません。

 

ただし一部の会社では年棒制をとっているため、ボーナス分を毎月の給料に回しているようです。

 

 

以上の4つをまとめると

 

・キャリアアップできる

 

・安定している

 

この2つにつきますね。

 

 

薬剤師の正社員のデメリットとは?

 

 

では正社員で働くことのデメリットは何でしょうか?

 

これは薬剤師に限らないことですが、

 

・転勤や異動がある

 

・残業や休日出勤がある

 

この2つが大きいです。

 

 

薬局やドラッグストアなどは全国各地に点在しています。

 

そのため、「通勤90分以内で勤務地は選べない」ということが多いようです。

 

特にドラッグストアは今も店舗数が増え続けているので、引っ越しを伴う転勤も当然あるでしょう。

 

せっかくお客さんと顔なじみになってきたのに異動させられることを残念に思う薬剤師は多いようです。

 

 

またドラッグストアの場合、深夜まで営業していることが多いため、よる8時以降の勤務は人手不足になりやすく、その分社員が割を食うことが多いです。

 

勤務の終了時間が遅いと子育て中の方は保育園のお迎えにも行けないし、家事にも負担がかかります。

 

今はパートやアルバイト、派遣にはなるべく残業させない傾向があるため、正社員になるとその分、残業や休日出勤で負担がのしかかってくる覚悟が必要でしょう。

 

 

キャリアアップできる転職先を選びたいなら?

 

 

今後も経験を積んで薬剤師としてキャリアを積んでいきたいと考えているなら、どの転職先を選ぶかは非常に重要です。

 

行政が地域包括ケアを進めるために「かかりつけ薬局・薬剤師」を推進している以上、かかりつけ薬剤師を目指すことは市場価値を高めることにつながります。

 

また厚生労働省は現在の薬局を「従来型の薬局」「在宅医療に対応できる地域密着型薬局」「抗がん剤など特殊な調剤ができる高度薬学管理型薬局」の3つに分類する方針を決めています。

 

そのため転職先に選ぶ会社がどのような方針なのかを理解していないとキャリアの方向性を間違うことにもなりかねません。

 

このような詳しい情報は企業のホームページを読むだけではなかなか知ることができません。

 

そこで必要になってくるのが薬剤師専門の転職エージェントの存在です。

 

彼らは薬剤師専門だけに最新の医療業界のニュースや動向についてよく知っています。

 

また一般には出回ることのない非公開求人を多数抱えているため、登録してキャリアアドバイザーからアドバイスをもらうのは転職活動でおおいに役立ちます。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?薬剤師の正社員で働くことのメリットやデメリット、キャリアアップのための転職先の選び方について紹介してきました。

 

専門的な情報を自分ひとりだけの力で集めるのは大変なので転職エージェントはぜひ利用してみてください。

 

彼らの情報提供をうまく利用して薬剤師として叶えたい働き方を実現させましょう。

 

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