ワークライフバランスが理由で転職する際の落とし穴とは?

ワークライフバランスが理由で転職する際の落とし穴とは?

 

仕事が忙しすぎてワークライフバランスをもっと優先したくて転職する人は多いです。

 

しかしワークライフバランスを転職理由にすると面接官に不安を与えてしまいます。

 

ではどんなふうに言えば面接官は納得しやすいのでしょうか?

 

そこでワークライフバランスが理由で転職する際の落とし穴や、ワークライフバランスが良い業界、職種について紹介します。

 

ワークライフバランスが良い業界、職種は?

ワークライフバランスが理由で転職する際の落とし穴とは?

 

昭和の時代は仕事人間の男性が多かった印象がありますが、平成・令和の今は仕事とプライベートをきっちり分けて考える人も多いです。

 

ワークライフバランスという言葉もその流れから生み出されました。ではワークライフバランスとは具体的に何か?

 

転職でワークライフバランスという場合、主な指標として

 

・残業の少なさ
・休日の多さ

 

この2つで比較することができます。以下はDODAのまとめたデータから抜粋しています。

1.残業の少ない業界

1位 12.3時間 スポーツ/ヘルス関連施設
2位 12.4時間 薬局
3位 12.8時間 クレジット/信販
4位 13.2時間 病院
5位 13.8時間 専門店/小売店

2.残業時間が少ない職種

1位 8.1時間 一般事務
2位 8.3時間 翻訳/通訳
3位 9.3時間 貿易業務
4位 9.3時間 オペレーター
4位 11.0時間 秘書/受付

3.休日の多い業界

1位 135.2日 自動車/輸送機器メーカー
2位 132.7日 電子/電気部品/半導体メーカー
3位 130.9日 コンピューター/OA機器メーカー
4位 130.5日 医療機器メーカー
5位 130.5日 機械/電気機器メーカー

4.休日の多い職種

1位 140.2日 CAE解析
2位 139.8日 工業デザイン
3位 135.5日 セールスエンジニア/FAE
4位 134.4日 先行開発/製品企画
5位 133.1日 プロセスエンジニア

 

医薬品業界は残業が少ないのが目立ちますね。

 

またメーカー系は休日が多いですね。

 

ただし、残業は少ないけど休日が少ないという業種やその逆のパターンもあるので注意が必要です。

 

ワークライフバランスとして残業の少なさと休日の多さのどちらを優先すべきかよく考えておくとよいかもしれません。

 

面接で転職理由はどう言えばいい?

ワークライフバランスが理由で転職する際の落とし穴とは?

 

転職の面接で「ワークライフバランスを重視したくて転職しました」と正直に伝えてよいものでしょうか?

 

結論から言うと、面接ではこの理由は話さない方がいいです。

 

なぜなら、この言い方だとネガティブな理由で転職したと思われるからです。

 

ただし、

 

「残業が多く休日が少ないせいで自己研鑽のための時間が十分に取れなかったから、もっと時間を確保できる仕事をしたい」

 

という理由なら前向きでポジティブな印象を与えられます。

 

自分の生活の質を上げたい、だと個人優先の感じですが、仕事の質を上げたいから、ならより会社に貢献してくれそうな感じになります。

 

ただし企業によってこの辺の考え方はいろいろなので、言う場合はよく伝え方を考えた方がよいでしょう。

 

まとめ

ワークライフバランスの良い業界、職種や、転職の面接でワークライフバランスが理由の場合の上手な伝え方について紹介しました。

 

伝え方をよく考えてから言わないとかえって悪印象になってしまうので気をつけた方がよいのですが、一人で考えてもよい答えはなかなか浮かびません。

 

そこで活用してほしいのが転職エージェントです。

 

転職エージェントのキャリアアドバイザーは転職理由、志望動機のチェックや、履歴書の添削、面接対策なども指導してくれます。

 

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